ページ 12 | 今日もだらだら、読書日記。

クトゥルフ神話TRPG リプレイ 御津門学園ゲーム部の冒涜的な活動

 

ネット上でカルトな人気を誇ったゲーム『飢神』。その制作者は、高校のゲーム部に所属する少年たちだった。だが彼らが喧嘩別れし、一人が卒業した数ヶ月後―突然、中断したはずのゲームが更新を再開した。しかもそのゲームをプレイすると、奇妙な出来事が身の回りで起こるようになるという。部長の薫、その妹あいり、新人部員の正宗は、謎を解こうと行動を開始するが―!?人気作家陣をプレイヤーに迎えた個性派『クトゥルフ神話TRPG』リプレイ登場!! (「BOOK」データベースより)

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 プレイヤーに艦これ陽炎ノベライズの築地先生、バカテスの井上先生、ガーゴイルの田口先生と聞いてカッとなりました(正直)ゲーム部長の薫とOBの先輩が制作したスマホゲームがおかしくなり、共同制作者の先輩とも連絡がつかなくなってしまう。不審に思った薫は妹のあいり、新入部員であいりのストーカーの正宗と共に調査を開始するが……というお話。

 正攻法なんぞなんのそのと蹴飛ばして、力押しとボケと煽りでシナリオを強引に読み解いていく展開が破天荒過ぎてめちゃくちゃおもしろい!行方不明の先輩の家に乗り込む際、正面から乗り込むだけの理由は揃えているのに全力で不法侵入の方法ばかり考えているのには思わず笑った。クトゥルフ神話を題材にしているだけあって不気味な怪物が出てきたりかなりグロい展開がいくつもあるんだけど、そんな怪異も力押しでねじ伏せる流れが楽しかったです。あと部長の薫が「とりあえず煽っていかないと気がすまない」とか言ってたら残りの2人も基本的に交渉は煽っていくスタイルで腹筋辛かった。

 TRPGリプレイは初心者向けとオススメしてもらったものを幾つか読んだきりであまり感覚がわからないのですが、最低限ゲームのシステムやクトゥルフ神話の雰囲気を知っている人向けの物語かなあ。なんとなくで読めてしまう部分が多くはあるのですが、「正気度」辺りのロールがイマイチぴんとこなかった。正気度ががっつり減るシーンが無い(あっても微変動)ので緊迫感が伝わらないまま終わった。

 あと、キャラ相関図とPLの名前に目を奪われて入ってしまうと、どうしても物語的なストーリー展開を期待してしまうので、若干肉付けされただけのプロット会議を読んでいるような、そんな不完全燃焼感がありました。これはもうTRPGリプレイの宿命だから仕方ないのかもしれないけど。キャラクターの関係がほんと好みなので是非続編を出してキャラクターを掘り下げていって欲しいです。正気度ロールのシステム上、巻重ねないと面白くないシステムなんだと思うしな!


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10

 

冬休み。のんびりとした年の瀬、そして年明け。合格祈願の初詣や買い物など、予定外の外出が重なる八幡が新年の街で出会ったのは、雪ノ下陽乃と葉山隼人、そして…。共に過ごしてきた時間で、お互いのことを少しは知ったように思えた。でも知らないことの方がたくさんあるのだろう。今も、そしてこれからも―。二年生という学年ももうあとわずか。今を大切にしたいと思えば思うほど臆病になって、考えているのに答えは見つからないし、走っているのにゴールが見えない。彼ら彼女らの、新たなる季節、新たなる関係。 (「BOOK」データベースより)

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 新学期。奉仕部の部室にやってきた三浦からの依頼は葉山の進路についての事だった。なぜか頑なに進路を教えてくれない葉山の進路を調べるため、八幡達は彼の周辺から調査を開始するが……。

 こんな告白みたいに甘い「俺はお前が嫌いだ」見たこと無い

 あーしさんの乙女ぶりが可愛すぎて悶えるけどそれはそれとしてものすごく葉山回だったしマラソン大会がもうなにがなんだかわからないほど葉山と八幡が対話しすぎてるし二人はお互いのこといろいろな意味で本当に嫌いだし憧れあってるし信頼しあっててお互いに「嫌いだ」って言い合っちゃうくらいの仲で読み終わった直後ツイッターで日本語が行方不明になるほどでしたが今も思い出すと日本語がお留守になるのほんとうになんとかしてほしい。これまでも葉山と八幡の関係性にはさんざん手の上で転がされてきた感じが否めないのですが今度ばかりは本当に意味がわからない。

 なんかこう、お互いにお互いのすることを理解できないと理解した上で、相手がその自分には理解できない信念に基づいて行動していく事を微塵も疑わないし、自分には理解できないその道を征くお互いに対してどこか憧れずには居られないみたいな奇妙な関係が本当に凄かったです。あと、「万人に愛される」役割を背負った葉山にとって、面と向かって「お前が嫌いだ」言ってくれる八幡の存在はどこか特別な立ち位置なんだろうなあと思う。いえBL的な意味じゃなくて。BL的な意味じゃなくて。(ものすごい萌えるけど)

 そして依頼を解決するにあたって材木座と戸塚を「頼る」ことをためらわなくなった八幡に、これまでの物語を受けての成長や関係性の変化を感じる。あと、戸塚かわいい。本当に今回の戸塚は出番少ないのにめちゃくちゃかわいい。「進級」と「進路」という解りやすく関係の変化を自覚させるイベントを前にして、それぞれのキャラクターの立ち位置や考え方が見えてくるのが面白かったです。

 いろいろな意味で個人的にはクライマックスすぎる回だったのですが物語全体からいくとむしろこれはクライマックスへの序曲に過ぎない所のはずで、いよいよここから雪ノ下姉妹との物語に突入していくのかなあと。まったく先が見えないけど、これからの物語が楽しみでなりません。


艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!3

 
NOCO

E海域の攻勢作戦で大きな戦果を挙げた陽炎たち第十四駆逐隊。だが依然として深海棲艦との攻防に終わりは見えなかった…。そんな中、秘書艦・愛宕から第十四駆逐隊に告げられた命令はリンガ泊地への転属!あくまで一時的な転属ということで南方へ赴いた彼女たちを待っていたのは、ここに所属する艦娘は自分たちだけだと言う叢雲とあきつ丸の二人で―!?話題沸騰のファミ通文庫版『艦これ』公式ノベライズに、待望の第3巻が登場!! (「BOOK」データベースより)

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 大規模作戦が敢行されるなか、何故か横須賀鎮守府からリンガ泊地への転属を命じられた第十四駆逐隊。しかし、そこに待っていたのはたった2人の艦娘と1人の年老いた提督のみだった。向こうは休暇できたと思っているみたいで……!?というお話。

 リンガの老提督と叢雲の気心知れたやりとりにきゅんきゅんする。艦娘の中でもまた少し違ったポジションである「旗艦」と提督の距離感が透けて見えるお話でした。あと、リンガ提督の口から語られる横須賀・呉両提督の掘り下げありがとうございましたものすごいご褒美でした。

 相変わらず要所要所で陽炎達の仲良しっぷりにニヤニヤさせられる一方でバトルになればアツい展開を魅せてくれる。どこか訳あり感を感じる鎮守府で釈然としないまま過ごす内、横鎮提督が彼女たちをどうしてリンガによこしたか、真の敵の姿が見えてくる展開が面白かった。そしてまともな裝備どころかバケツすら満足にない状態から、7人の駆逐艦と1人の揚陸艦だけで敵に立ち向かう展開がアツかった。叢雲の代わりに一時的に旗艦を務める陽炎という立ち位置も面白かったです。

 それにしても、今回はいろいろな意味であきつ丸に美味しいところを持って行かれた気がしてなりません!あれはズルい……。


全寮制男子校に転入してみた。

 

全寮制男子校に転入した青葉は、思わぬハプニングで絶大な人気を誇る生徒会長・尊に抱き上げられ、嫉みを一身に受けることに。降りかかる嫌がらせを強気で撃退していく青葉だったが、ある日、先輩に部屋へ連れ込まれ、襲われかける。怯えた青葉は、咄嗟に生徒会役員たちが住む特別寮に逃げ込んだ。ところがそこで尊の秘密の素顔を知ってしまい、口止めのため準役員に指名されて!? (「BOOK」データベースより)

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 アメリカで大学を飛び級で卒業した青葉は、憧れの大伯父の通っていた全寮制男子校に転入することに。ところが、とあるハプニングから多くの男子生徒達のやっかみを一身に受けることになってしまい、しかも逃げ込んだ先で学園のアイドル的存在の生徒会長の秘密を知ってしまう。秘密保持のため、生徒会に入る羽目になって……!?というお話。

 可愛い容姿とは裏腹にやられたらやり返すタイプな青葉の男前っぷりが、陰湿なイジメ展開もなんのそのと跳ね返していく展開が楽しい。根底にあるものは恐ろしくドロドロしてるんだけど、青葉の性格やなにやらでドロドロしきれなくてどこかコミカルになってしまう空気感がすごく良かった。逆境を跳ね返して信者を少しずつ増やしていく展開には思わずにやりとしてしまう。しかし、イジメの描写はエグいというよりも一昔前の少女漫画(ガラかめとかエースとかそのくらいの頃のイメージ)でしたよね……。

 「完璧」で通っている生徒会長の素顔の思いがけない残念ぶりと、段々話が進むにつれて信者を増やしていく青葉に気が気じゃないと嫉妬心をたぎらせる姿も可愛かった。外面良いけど中身は残念な豆腐メンタル攻×見た目可愛い男前受は大好きです!!

波音の話は番外編とかで読んでみたかった気もする。


ログ・ホライズン ゲームの終わり(上/下)

 

新人プレイヤーを鍛える合宿が開始。戸惑い、衝突、敗北…彼らに訪れた初めての試練。同じ頃、シロエたち“円卓会議”の代表らは、大地人同盟との交渉にのぞんでいた。その舌戦のさなかの出会いが、シロエにこの世界の真理に近づくきっかけを与える。“アキバ”を離れ繰り広げられるふたつの「チーム戦」。 (「BOOK」データベースより)

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 読んでから時間が開いてしまったので3〜4巻まとめて。救出されたトウヤとミノリやセララたちのような低レベルプレイヤーを集めて初心者合宿が行われることに。吟遊詩人の五十鈴、妖術師のルンデルハウスを加えてパーティを結成するが、初めてのダンジョン攻略はなかなか上手く行かない。同じ頃、シロエやアカツキ達円卓会議はマイハマで大地族との交渉を行っていたが、そこにゴブリンの大群が現れたという情報が入り……というお話。

 最初はまるで咬み合ってなかった初心者パーティが、連携を合わせて「パーティ」らしくなっていく様子が楽しい。3巻は全体的に説明が多くてもっさりした読み応えの巻だったけど、リ=ガンにより明かされたこの世界のあらましは、色々今後明かされていくであろう謎への想像を掻き立てられてわくわくする。

 また、リアルでは引っ込み思案だった五十鈴の少女らしい悩みや葛藤がとても可愛かった。まるで王子様のような外見のルディの外見に女の子らしく内心ときめきつつ、でも実際の行動は割りと残念な彼に世話を焼きつつ、最終的に扱いは大型わんこになってしまうというあの独特の空気感が凄く好き。ルンデルハウスの正体については、アニメで初見だった時にはわからなかったけど改めて読みなおすとミノリと五十鈴は予め正体を予感していたんだなあ。フレンド登録のやりとり前後からの二人のルンデルハウスへの態度を読み返すと、明らかに気を使っている部分が見て取れてどきっとする。

 あとクラスティとレイネシア姫の関係がとても好き!!「お姫様」としての自分を演出しながらも本音ではだらけたいなまけたいレイネシアと、彼女の本心を見抜いて興味を持ち、利害の一致もあるけど完全にお姫様の反応楽しむために絡みに行ってる感じのクラスティのやりとりがたまりません。彼女が勇気を振り絞って立ち上がってくれたからこそ円卓会議が迅速に動けたというのはあるんだけども、なんだかんだで言い様に使われちゃってる感じのレイネシア様可愛すぎる。

 それにしても、4巻はアニメ以上にミノリの有能っぷりが印象的だったように思う。彼女の「師匠」であるシロエのやってる全力管制戦闘が割りと頭おかしい(褒め言葉)んだけどそのシロエの司令塔としての役割をかなり見劣りするとはいえ模倣できてしまうのは改めて物凄い才能だよね…。

 それにしても、4巻最後の描き下ろしイラストに悩殺されましたこれはひきょう!!


甘城ブリリアントパーク5

 

高校生なのに遊園地の支配人代行・可児江西也は悩んでいた。アトラクションの改装で集客が伸びてきたまではよかったが、もう一押し目玉となる企画が欲しい。何かないかと考えていると、ファンサービスのつもりで作った中城椎菜が歌ったCDがコアファンにバカ売れしているとの情報が入ったのだった。…これしかない!アイドルをプロデュースするのだ!そうして、甘ブリ初のアイドル(?)ユニット、『タスクフォースABC』が誕生することに!しかし、アイドル業界はライバルが多く、それを生業とする猛者が集う魑魅網魎の世界。果たして、甘ブリを救うべく西也の奇策は成功するのか―!?(「BOOK」データベースより)

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 ティラミー総攻でおねがいします(迫真)

 「『鋼鉄のミッチ』その後」が!すごくよかった!!特に挿絵のワイシャツ1枚前はだけで縄拘束+首輪と鎖な西也はぜひともアニメで見たかったですというか特別編が擬人化回だってわたし信じてるから…!!あとコボリー先生の新刊は何日目の何ホールで買えますか。

 3巻から引き続きパーク内外で起きるエピソードを収録した中編・短編詰め合わせなシリーズ第5巻。そろそろ本編の進展はまだか

 バイト3人組の最後のひとり、AVさんこと安達映子さんの家庭の事情にこちらも家庭の事情でおおわらわなマカロンが巻き込まれる『安達映子も大人じゃない』、これまで妄想でしかなかったマスコットトリオ擬人化を現実のものとするミラクルアイテム「鋼鉄のミッチ」がまじ素晴らしいありがとうございますありがとうございますもとい、トリオの中でも唯一の結婚経験者(バツイチ)であるマカロンの父親ぶりに思わずにやりとさせられるお話でした。人間・妖精の姿と次々に入れ替わるドタバタぶりもさることながら、後半だんだん素が出てきちゃうハラハラ感がめまぐるしい。しかし、マカロン人間版の容姿、このいかにも芸術系出の面倒くさい男っぽい感じの外見凄いこれはあるわ……って思った。

 しかしいろいろな意味で凄かったのがモッフルのアトラクションリニューアルをめぐるあれこれを描いた『リアリティ・バイツ』。コア層向けにリニューアルしたせいで人気は高くなったけどそのせいで待ち時間がえらいことになってしまったモッフルのアトラクションをめぐり、西也からの要請でアトラクションの再リニューアルの決断を迫られる話。万人が絶対に納得出来るようなアイデアなんてあるわけなく、どちらかを切り捨てなければいけないモッフルの苦悩が胸に痛かった。途中のエピソードを踏まえて、それでも辛い決断を下すモッフルと、不完全燃焼感が燻るラストがとても良かった。1巻のラストもそうだったように、あくまでご都合主義の奇跡を許さない展開がとても良かったです。

 それにしても、バイト3人組・マスコットトリオの物語もひと通り終わったしそろそろ次は本編が動くかな?アニメも文句なしに面白かったし今後の展開が楽しみです。

 個人的には栗栖隆也の再登場待ってる、超まってる。


甘城ブリリアントパーク4

 

東京西部の遊園地「甘城ブリリアントパーク」で、高校生にもかかわらず支配人代行をしている可児江西也は悩んでいた。以前よりも集客は伸びてきたが、目標としている人数には全く足りない。ダメダメ遊園地を建て直すには、ゲストが喜ぶアトラクションの改装が今すぐ必要なのだっ!『お菓子ハウス』はメルヘンテイストからアクションに!『フラワー・アドベンチャー』はお花畑から血まみれに、…って、血まみれ!?なんでホラーになってるの!!待てよ、流血沙汰といえば、まさか面接の時に大量出血していた、あの女が原因か―!?遊園地を救うだけじゃなく、こんな難題あんまりだぁぁぁ!! (「BOOK」データベースより)

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 3巻から引き続きパーク内外で起きるエピソードを収録した中編・短編詰め合わせなシリーズ第4巻。

 バイト3人組のひとり・伴藤美衣乃にかけられた呪い解呪のためにティラミーとパークの面々がひとはだ脱ぐ『伴藤美衣乃の特殊な事情』の、解呪の儀式が課程からオチから実にヒドい(褒めてる)身内ネタ楽屋裏ネタまでぶちこんだクイズ大会に次々と明かされるマスコットトリオ+西也のガッカリ話に腹筋を抉られます便所飯の破壊力ときたら!!!京アニがアニメで西也が便所飯してるところを描いてくれなかったのが本当に残念です!!(漫画版にはあった)

 そんな中で、パークのリニューアル案に対する西也の反応に対するいすずの反応(ややこしい)やら、ラティファの呪いに関する話など、今後への伏線なのかな?と思われるエッセンスがそれとなくつめ込まれていて、今後の展開に想像してはそわっとしてしまう。リニューアルに対する西也の反応は、次巻のモッフルの話への伏線とも思えてその辺踏まえて読み直すと楽しい。あと、西也が美衣乃に微妙な反応してたのは呪いのせいもあるんだろうけど一種の同族嫌悪だったんじゃないかなあと。溜め込んでしまうところとか結構似通ってるよね……。

 個人的に一番好きなのは西也のプライベートや家庭の事情が透けて見える『ファミリー・アフェア』。子役を辞めた事が原因で家族(特に母親との)仲が冷え込んだらしい事はこれまでも何度か描写されてきましたが、父親側の事情が明かされたのはこれがはじめて。

 未だ西也の中に大きな傷を残し、人格形成に大きな影響を与えたであろう両親との確執。二人と別居してもなお『比較的優先順位の高かった悩み事』であったはずの話を「どうでもいい」と鼻で笑えるようになったのはきっと彼の中でとても大きな変化であるはずで、パークと離れたことでその変化を感じ取れるというのが面白かったです。あとそれとなく描かれたオフでの様子にとてもニヤニヤする。

 アニメでまさかのトリを飾った『プロモーションビデオを撮ろう!』は文字で読んでも映像で見ても腹筋崩壊必須のヒドさ。なんどでもいいますが西也も脱ぐべきだったとおもいます。アニメでもいってたじゃない!ひとはだもふたはだも脱いでやるって!!!物理的にも脱ごうよ!!!

 それにしても、改めて読むと随所随所に挟まれるいすずのデレっぷりたまらないですね……すごいこう、じわじわと着実にフラグを積み上げてる感じたまりません。


Kindleで買える、おすすめ&気になる単巻完結タイトル10選

 「Kindleで読める巻数の少ない(できれば単巻完結)タイトルがあればよみたい」という話題を見てカッとなって自分の好きな単巻完結タイトルをまとめました。書影をクリックするとKindleの該当ページに飛びます。ラノベ以外も若干まざってます。自分の読んだタイトル中心なので若干昔に出たタイトルが多いです。7冊で若干まとまりが悪い数字だったので「読んでないんだけど今のところ気になってる」タイトルを3つ足しました。て、手抜きちがうし!!

好きな短編タイトル8つ

amazon.co.jp:ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
紅玉 いづき「ミミズクと夜の王」
 奴隷として生きてきた少女・ミミズクと金色の瞳を持つ人にあらざる者・フクロウのおりなす物語。児童書のような優しい世界観を持つファンタジー作品です。
amazon.co.jp:征服娘。 (SD名作セレクション(テキスト版))
神楽坂淳「征服娘。」
 高い商才を持ちながら貴族の娘として生まれたが故にその才を生かせない令嬢が、その商才で国家の頂点を目指すお話。とても小さな所からはじまる征服への道のりと、女の友情やライバルたちとの駆け引きが楽しい。電子書籍版は挿絵なしの廉価版のみです。
amazon.co.jp:多摩湖さんと黄鶏くん (電撃文庫)
入間 人間「多摩湖さんと黄鶏くん」
 キスも手繋ぎもまだな初々しいカップルの二人が色々な恋愛の「いろは」を10段階くらいぶっとばしてひたすらカードゲーム(という名目の変態プレイ)に興じるお話。キスまで程度の描写でここまで表現できるのかというか、とにかくエロい。キスババ抜きはもっと二次創作界に広まるべき。
amazon.co.jp:消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)
和智 正喜「消えちゃえばいいのに」
 自分の為に、自分と些細な形でも関わりをもった人間たち100人が殺される。愛という感情を知らない主人公と、そんな主人公に引き寄せられるように狂気に満ちた愛をふりかざしていく「犯人」の行動に、後味の悪さばかりが残るラストが印象的でした。
amazon.co.jp:花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す (ビーズログ文庫)
夕鷺 かのう「花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す」
 戦う女装主人公×男装ヒロイン。女装してても心は男前な主人公とその主人公と様々な因縁を持つヒロインの関係性も大変美味しいのですが、主人公の従者・ミュゲとの背中合わせの友情ぶりが大変美味しかった。
amazon.co.jp:砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
桜庭 一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet」
 家庭環境に問題を持つ2人の少女が最初は反目し合いながら少しずつ仲良くなる。砂糖菓子のように甘い嘘の弾丸で、嘘の世界に逃げ込んだ主人公が現実に帰ってきたら、案外現実だってそこまで辛くはなかったんだよという、苦くて甘くてお話。「好きって絶望だよね」は名言。
amazon.co.jp:グリーン・レクイエム (講談社文庫)
新井素子「グリーン・レクイエム」
 緑の長い髪を持ち、光合成を行うことで生きている少女・明日香。幼い頃彼女と出会い、植物学者への道を志した信彦は再び彼女と出会い、惹かれ合うが皮肉にも明日香は植物学者達の研究材料としてその身を狙われる事になってしまう。続編もありますが1冊で綺麗にまとまっているので。
amazon.co.jp:2.43 清陰高校男子バレー部【カラーイラスト付特別版】 (集英社文芸単行本)
壁井ユカコ「2.43 清陰高校男子バレー部」
 スポーツに掛ける少年少女の熱い思いと成長と、それだけでは収まらない人間関係のあれこれがとても楽しかった。スポーツものというよりはバレーボールというスポーツを題材にした青春小説。現在続編がWebで連載中です。
 原作ラノベじゃなくてハードカバーなので若干お高め。

気になるけど手を出せてない短編タイトル2つ

実際読んでるわけじゃないのであらすじはamazonより引用。
amazon.co.jp:ヴァンパイア・サマータイム (ファミ通文庫)
石川 博品「ヴァンパイア・サマータイム」

人間と吸血鬼が、昼と夜を分け合う世界。山森頼雅は両親が営むコンビニを手伝う高校生。夕方を迎えると毎日、自分と同じ蓮大付属に通う少女が紅茶を買っていく。それを冷蔵庫の奥から確認するのが彼の日課になっていた。そんなある日、その少女、冴原綾萌と出会い、吸血鬼も自分たちと同じ、いわゆる普通の高校生なのだと知る。普通に出会い、普通に惹かれ合う二人だが、夜の中で寄せ合う想いが彼らを悩ませていく…。夏の夜を焦がすラブストーリー。

amazon.co.jp:氷の国のアマリリス (電撃文庫)
松山 剛「氷の国のアマリリス (電撃文庫)」

氷河期が訪れ、全ては氷の下に閉ざされた世界。人類は『白雪姫』という冷凍睡眠施設で眠り続け、そして、それを守るロボットたちが小さな村を形成し、細々と地下での生活を続けていた。副村長の少女ロボット・アマリリスは崩落事故による『白雪姫』の損傷や、年々パーツが劣化する村人たちのケアに心を砕く日々を送っていた。全ては‐再び“人間”と共に歩む未来のために。しかしある時、村長の発した言葉に、アマリリスと仲間たちは戦慄する。「‐人類は滅亡すべきだと思う」果たしてアマリリスたちが下す決断とは?!?機械たちの『生き方』を描く感動の物語。


【オマケ】3巻完結までで好きなタイトル3選

amazon.co.jp:DOORS I まぜこぜ修繕屋 (角川スニーカー文庫)
神坂 一「DOORS I まぜこぜ修繕屋」
 狂ってしまった“普通”を取り戻す為、世界の修繕を手伝う事になった姉妹の話。会話のテンポの良さや超展開の連続はさすが「スレイヤーズ!」を生み出した神坂一という感じでした。とにかく笑いたいときに是非。全2巻完結。

amazon.co.jp:魔王様げ〜む! (メガミ文庫)
渡島健康「魔王様げ〜む!」
 可愛い女の子大好きな魔王に負けて魔法で女にされてしまった勇者(男)が魔王の下でメイドとして働く内、少しずつ魔王への感情が変化してきて…というお話。見た目は女子だけどあくまで精神面で男子を捨てられない主人公と魔王の関係性を勇者視点から見ていくのでBL的な意味でも楽しめます。全3巻。
amazon.co.jp:消閑の挑戦者 パーフェクト・キング (角川スニーカー文庫)
岩井 恭平「消閑の挑戦者」
 異能を持つ「天才」達が繰り広げる頭脳バトル。様々な状況を頭脳を用いて解決していく展開と、主人公2人がタッグを組んで事態を解決しながら絆を深めていく形式の物語でありながら、物語が本格的に動き出すと直接的な接触はほぼなく別々の場所から事件を解決していくすれ違いぶりが楽しい。全3巻……ではないはず……ムシウタが終わったからそろそろ続きが出る……はず……


「好きなライトノベルを投票しよう!! 2014年上期」投票します。

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2014年上期

 また最終日にギリギリ投票ですが、参加させていただきます。既存タイトル4、新規タイトル3で計7作品です。

既存シリーズ

amazon.co.jp:踊る星降るレネシクル 5
裕時 悠示「踊る星降るレネシクル 5」(⇒感想
 3年ぶりの新刊!でいきなりのシリーズクライマックスだったけどそのブランクも気にならないほど面白かった!3人のヒロイン達が囚われの主人公を奪還するため、それぞれのやり方でところ狭しと暴れまわる姿がかっこよかったです。レンヤまじヒロイン。
【14上期ラノベ投票/9784797369212 】
amazon.co.jp:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9
渡 航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9」(⇒感想
 読む前のあらすじから深刻な胃痛がする今巻ですが、予想に違わず胃痛で死にそうになる泥沼っぷりと、そこから彼らが少しずつ本当に少しずつお互いに歩み寄っていく姿がアツかった。八幡がやっとみせた本音にも涙がこみあげる想いでしたが、平塚先生の教師としての懐の深さにまたウッと言わされるなんでこの人誰も貰ってあげないの(世の中間違ってる)
【14上期ラノベ投票/9784094514827】
amazon.co.jp:ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです
榎宮 祐「ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです」(⇒感想
 本編も盛り上がる中の過去編でしたが、こちらは本編とはまた全く別の形で物凄く面白かった!絶望的な戦いの中でそれでも生きることを諦めない最弱の人間たちが、歴史の影としてイチかバチかの大博打に挑む姿が印象的でしたがそんなことよりジブリールさんのラスボスの貫禄がすごすぎて「そういやこの人こんなに強かったんだ!!」ってなりました。大体全部ジブリールさんのせい。
【14上期ラノベ投票/9784040663821】
amazon.co.jp:甘城ブリリアントパーク3、4
賀東 招二「甘城ブリリアントパーク3、4」(⇒3巻感想
 4巻も読了してるけどまだ感想書けてないので……。物語の本筋を進めるよりこういうキャラクターを掘り下げた中編・短編のほうがずっと面白いのもどうかなと思いつつ、本当に面白かった。2巻時点では割りと端役っぽいキャラクターだったバイトの子たちがなかなかおもしろい味出してて、遊園地内で繰り広げられる馬鹿騒ぎがとても楽しい。あと西也の残念なイケメン属性はもっと全力で押し出していくべきだとおもいます!
【14上期ラノベ投票/9784040702070】


新規シリーズ

amazon.co.jp:ご覧の勇者の提供でお送りします
田口 仙年堂「ご覧の勇者の提供でお送りします」(⇒感想
 勇者の活躍をテレビで流している世界で、学校の生徒会長とともに初めての「コンビ勇者」になった元・魔王を妥当した勇者の息子のお話。某ヒーローアニメを彷彿させるとかそういうことは多分突っ込んではいけない。自分の思っていた勇者像と現実の「職業勇者」に折り合いの付けられない主人公が他の「勇者」たちの生き様に触れ、少しずつ気持ちを軟化させていく様子が楽しかった。ファンタジー世界で世界観も結構重たいけど、あくまでご近所風味なあったかい雰囲気の物語が魅力的でした。
【14上期ラノベ投票/9784040700670】
amazon.co.jp:わけありの方、歓迎します。 斎藤さん家の五ツ星アパート
宇佐見 秋伸「わけありの方、歓迎します。 斎藤さん家の五ツ星アパート」(⇒感想
 斎藤アパートを舞台にちょっとワケアリの人たちが繰り広げる少しほろりとする良い感じの話。一見直接的な繋がりがないと思われる物語を一気に繋げてくるエピローグが絶妙で、主人公ともいえるその人物の人生に思いを馳せる読後感がとても好きでした。あと2話目の悪友ぶりが大変美味しかったです。
【14上期ラノベ投票/9784048664677】
amazon.co.jp:リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判
羽田 遼亮「リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判」(⇒感想
 ロープレ世界を舞台にした法廷バトルもの。“ゲームのお約束”ともいえるアレやコレやに全力でツッコミ入れまくる両陣営に、元ネタを知ってるとニヤニヤしてしまうこと請け合い。ミステリー・サスペンス的な作風を期待すると痛い目見ますが、一環して某ロープレを引き合いに出したメタメタっぷりと、主人公である新米弁護士とその師匠である弁護士の喧々囂々のやりとりがとても楽しかったです。しかしこれスクエニ的にどうなのか!とか多分考えちゃいけない。
【14上期ラノベ投票/9784047293991】



艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆 2

 

数々の出会いと激戦の末に、“艦娘”として戦う決意を新たにした正規空母・瑞鶴。その一方で、榛名ら金剛型四姉妹を擁する主力艦隊は、“陸棲型”深海棲艦「飛行場姫」を攻略するためにルンバ岬海域で死闘を繰り広げていた。敵味方の鉄屑が海底に沈み、「鉄底海峡」と呼ばれる戦況になってもなお打破できぬ事態を重く見た“提督”は、瑞鶴にある命令を下す。だがそれは、艦隊決戦の切り札である戦艦・大和のみならず、多くの艦娘にとって過酷すぎるものだった―。“幸運の空母”瑞鶴の視点から大人気ブラウザゲーム『艦これ』の世界を描く本格“戦記”小説、発艦! (「BOOK」データベースより)

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 枯渇する資源…枠開放しても足りない入渠ドッグ…ハズレルートで大惨事…旗艦だけ残して終わるボス戦…
 秋イベント第四海域「アイアンボトムサウンド」  あのトラウマが蘇る!!

 四方海域を鎮めた鎮守府の元に「飛行場姫」と呼ばれる深海棲艦が発見されたという知らせが舞い込む。金剛姉妹を中心とした夜襲作戦が発動し瑞鶴達も支援艦隊として作戦に参加するが想定外の事態が続出し作戦は失敗。鎮守府に帰還した瑞鶴は提督からとある命令を受け、存在を秘匿されていたひとりの艦娘と対面する。

 秋イベント「鉄底海峡を越えて!」をベースにしたストーリー。主にE4(+E5)の攻略がメインなんだけど、無謀な出撃による疲労の蓄積とか少しずつ底をついていく資源とか、戦艦でも重巡でも続々大破したり羅針盤にツンツンされてボスにたどり着けないもどかしさとかもう色々とあの時のトラウマを思い出してしまってやばい。まさに“鉄底海峡”と呼ぶにふさわしい激戦で、体力的にも肉体的にも疲弊していく彼女たちの姿にもだもだする。秋のE4は最終的に、試行回数が3桁届いてましたよねー…。

 普段は明るく振舞っている艦娘達だけど、誰もがかつての「戦争」の傷痕に誰もが傷つき、苦しみながら戦っている。不幸な最期を迎えた艦娘達はもちろん、戦争の後まで生き抜き「幸運」の名を得た彼女達だって傷つかないわけが無い。でも、その傷を受け止めて新たに立ち上がり、迷いながらも戦っていく姿がアツかったです。

 特に史実の比叡がどうなったかはよく知らなかったので、彼女の最期には衝撃でした。かつての己の無力を悔やみながらも明るく笑う比叡がすごく愛しく、そんな彼女の脆さを心配する金剛・榛名と比叡と同じ想いを抱きながらも長姉とともにある霧島がとてもかわいい。

 そして、坊ノ岬沖海戦で多くの犠牲をだし、鎮守府の中で誰よりもかつての戦いで傷つき、いまだ人間を信じられずにいる大和の頑なな心を溶かしたのは同じ立場に居る「艦娘」達の熱い想いと、そしてかつて運命を共にした「仲間」への誇りと、戦うために生まれてきた「戦艦」としての心。比叡とのガチの殴り合い展開が熱すぎるんですが、その後の金剛とのライバルとかいてともと呼ぶ雰囲気には思わずニヤニヤしてしまいました。

 夜戦メインのマップであるだけに今回は主役の瑞鶴はじめ空母組の活躍は少なめでしたが、出番は少なくてもしっかり存在感を見せてくれていたというか、ちょっと出のキャラクターたちもそれぞれ魅力的なのが楽しかったです。あと相変わらずこのノベライズの提督さんは、現場と上層部の軋轢を一人で背負い込んで無理しながら艦娘にはそれを悟らせないようにしようとするあの偽悪者っぷり、本当にたまりませんやっぱりど受けだと思う

 個人的には滅多にこの手の創作にでてこない長波(当鎮守府のファースト嫁艦)が活躍してくれたのがうれしかったです!!長波可愛いよ長波!!