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今月のまとめと読了記録[2010年5月分]

5月に読んだ本は再読含め15冊でした。漸く調子が戻ってきた……

今月面白かった本


 
東京レイヴンズ
⇒感想

 
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc4
⇒感想

魔王様げ?む!2回戦
⇒感想

あざの耕平さんの新作「東京レイヴンズ」が超面白かった!!ストーリー本編も物凄く面白いですが、春虎と冬児の悪友っぷりにニヤニヤがとまりませんでした。地文で冬児に対する呼称が「冬児」「悪友」「親友」の三段階ある事に転がったのは私だけじゃないはず。まだまだ導入回という感じの1巻でしたが、2巻が本当に楽しみです。

そして長らく積んでいた「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc4」が不意打ちすぎて……まさかの男子回が……!!現実に投影されたゲームの本来の主人公である真田正樹と武紀の友情具合にごろんごろん。4巻、5巻と一気に面白くなってきた印象なので3巻で積んでる人は今からでも崩すんだ…!!

密かに今月一番楽しみにしていたTSラノベ「魔王様げ?む!2回戦」も予想以上に面白かったです。女の子として女好きの魔王様に使えることになった元勇者・レモンの葛藤やツンデレっぷりにニヤニヤが止まらない。是非とも、3巻が読みたいなあと思う1冊でした。


2010年5月の読了記録

再読・まんが含めて50冊。
以前から色々な人にオススメされていた「Landreaall」がめちゃくちゃ面白かった!以前から色々な人にオススメされていたのですが、その人気もわかるというもの。主人公も好きですが、ティ・ティとフィルが好きです。というか魅力的なキャラクターが多すぎて色々な意味で困るまんがです。

あと、バカテス好きなら買い逃せない、「バカとテストと召喚獣 SPINOUT! それが僕らの日常。」。ファミ通コミッククリアの更新を毎回楽しみにしていた本なのですが、とにかく明久たちのなんでもない日常が可愛くて可愛くてたまらない。バカテス好きなら必見の1冊です。
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2009年に読んだ本まとめ その1

遅まきながら年末はコミケお疲れ様でした。
ちょっと遅くなりましたが2009年の年間まとめ記事です。

2009年の読了冊数
 2009年 1月:18冊 [まとめ] 2009年 2月:19冊 [まとめ]
 2009年 3月:18冊 [まとめ] 2009年 4月:14冊 [まとめ]
 2009年 5月:31冊 [まとめ] 2009年 6月:22冊 [まとめ]
 2009年 7月:17冊 [まとめ] 2009年 8月:15冊 [まとめ]
 2009年 9月:15冊 [まとめ] 2009年10月:18冊 [まとめ]
 2009年11月:6冊 [まとめ] 2009年12月:7冊 [まとめ]
合計:200冊

ぴったり200!!もともと読了冊数は初夏をピークにして年末に向けて減少する傾向があるのですが、それにしても今年の年末は酷い。冬コミでどれだけ追い詰められていたのか…いや断じてレイト●教授にハマっていて読む暇がなかったわけでは(強制終了)


2009年の属性別オススメ

また全体の1割弱か!
去年と同じペースで選んでたら明らかにおかしいことになったので後で慌てて削りました。
あと、一部部門名変えたり、増やしたり。

●燃えた

鉄球王エミリー 鉄球姫エミリー第五幕
鉄球王エミリー 鉄球姫エミリー第五幕
戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還
戦闘城塞マスラヲ5 川村ヒデオの帰還
本日の騎士ミロク1
本日の騎士ミロク1


なんか今年いまいち「燃え」が足りないなあと思ったのは、この項目常連のフルメタがいないからか(´・ω・)
無事に完結を迎えた「鉄球姫エミリー」&「戦闘城塞マスラヲ」がハンパなかった!!境遇は違えど、どちらもほぼどん底の状態から立ち直り、ハイ上がり……自らの手で勝利をつかんで行く姿に胸が熱くなります。「マスラヲ」は続編シリーズの刊行が決定しているようなので、そちらの文庫化も楽しみにしていきたいです。

「エミリー」には個人的に個人的挿絵が素晴らしかったで賞2009とか進呈したい。エミリー姫の奇策が成った際の挿絵が本当に素晴らしいのです。

最後の1枠は色々な作品が脳裏をよぎって非常に悩んだのですが「本日の騎士ミロク」で。「赤目隊」のみんなの家族のような関係も心地よいのですが、いざという時に本気出したミロクが個人的にドツボなので。「お前なんかニンジン一本で十分だ」は名言。

●青春

とらドラ10!
とらドラ10!
SH@PPLE-しゃっぷる- 7
SH@PPLE-しゃっぷる- 7
とある飛空士への恋歌
とある飛空士への恋歌

青春ラブコメといえば私の中で、春に完結した「とらドラ!」がもう鉄壁作品だったのですがそのとらドラのかつての勢いを追いつけ追い抜けと猛攻かけてきたのが双子の姉弟の入れ替わりラブコメ「しゃっぷる」。二人のちょっとした我侭・悪戯心が様々な人々を巻き込んで、二人の力だけでは解読不能なまでに縺れ合う人間関係と恋愛模様にハラハラドキドキが止まりません!!個人的にはポスト「とらドラ」として最注目していきたい青春ラノベです。

そしてまだ2巻以降読んでないんだけど、ラブコメとして強力な破壊力を持っていそうな感じなのが「とある飛空士への恋歌」。三角関係の予感アリ、愛しあう者同志の対立フラグあり……ちょっと泣ける過去あり、でこちらも大変続きが楽しみです。

●L・O・V・E

黄昏色の詠使い10 夜明色の詠使い
黄昏色の詠使い10 夜明色の詠使い
紫色のクオリア
紫色のクオリア
ラ・のべつまくなし ブンガクくんと腐思議の国
ラ・のべつまくなし ブンガクくんと腐思議の国


「青春」とどっちに振ろうか悩んだけどやっぱり最後は愛だろ!と思ったのでこちらに……な、これも2009年完結作品だった「黄昏色の詠使い」。あんなに小さかったネイトがクルーエルを救うため、すべてを敵に回して孤独な戦いを繰り広げる姿が素敵でした。そしてそんなネイトを助けに来る人々の思いと心意気に胸が熱くなる。あとジジーズは素晴らしい。

一部地方で論議を醸し出した「紫色のクオリア」はSFだのラノベだの果てはラブプラスだのと色々話が飛躍しましたが、とりあえずやっぱりこれも原動力は「愛」だよね!!たったひとりの、最愛の級友のためにありとあらゆる物を駆使し、ありとあらゆるものを犠牲にしていくマナブの姿が印象的でした。

最後1枠はいまどき流行りの腐女子モノ×創作活動モノの美味しいとこ取りか!と思わせて置いて実は正統派ラブコメだった「ラ・のべつまくなし」。腐女子なヒロインとウブで堅物な主人公が徐々にひかれあっていく姿も良かったけど、ヒロインの明日葉を「等身大の腐女子」として描いている事が非常に印象的でした。

●床掃除小説部門

バカとテストと召喚獣6
バカとテストと召喚獣6
死神姫の再婚 鏡の檻に棲む王
死神姫の再婚 鏡の檻に棲む王
384,403km あなたを月にさらったら
384,403km あなたを月にさらったら


=「家で読んでたら悶えてゴロゴロ転がって床掃除ができちゃうラブコメ」部門!LOVE部門の最上級?

というわけで、3部門程に脳内ノミネートされて削ったり増やしたりされた「バカとテストと召喚獣6」!!!ぶっちゃけ「燃え」と「青春」と「床掃除」でどこに振るか真剣に悩みました。でも燃えも青春もひっくるめてゴロゴロするのでここに落ち着きました。公式が最大手すぎる6.5巻、悪友バッテリー燃えに鼻血が止まらない7巻も捨てがたいのですが、明久×姫路派としてはやはりとっても姫路さんのターンだった6巻を外して、2009年のラノベは語れない。姫路さんの精一杯のがんばりと、その頑張りに応えようとして本気全開モードの明久&その明久に華を譲ってガッツリサポートする雄二に激しく燃えた。っていうかvs常夏先輩戦はなんでいつもああ、熱いんでしょう。そしてエピローグの挿絵で(ラブコメ的な意味で)撃沈。姫路さんの天然小悪魔具合に撃沈。その後一週間位仕事手につかなかったのはいうまでもありません。

私の中での床掃除小説代表格といえば!な「死神姫の再婚」。正直シリーズ右肩上がりでどんどん破壊力が上がっており、もう今年刊行された2冊はどっちも無条件でゴロゴロ転がれるほどの素晴らしさです。正直物語の進行が微妙にどうでもよくなるくらい、ライセン夫妻をみつめてによによするのがナウい。

そして最後はエロありティアラ文庫から「384,403km あなたを月にさらったら 」。天然と思わせて置いてかなり小悪魔属性なヒロインと、自信家で自称・策士だけどその策略は割合穴だらけ…な主人公(女)がイチャイチャするお話。ぶっちゃけ登場人物は女子ばかり…という典型的な百合小説なんですが、性別なんかどうでもよくなる程度には二人の関係が素晴らしかったです。「コードギアス」のルルーシュ(の毎回のズッコケっぷり)とか好きなら是非読むべきです。

●ダーク&欝

ぐらシャチ
ぐらシャチ
アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋
アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋

考えると、今年はあんまり特筆するようなグロい展開のラノベを読まなかったなあ…と考えつつ、とりあえずダークとか欝とか言われたら「ダブルブリッド」の中村恵里加さんの新作「ぐらシャチ」。ほのぼの異文化コミニュケーション物かとおもわせておいて、徐々に嫌な方に向かって突き落とされていく感覚がたまらない。中村作品入門としてもオススメだし、まだ読んでない「ダブルブリッド」ファンは全力で読むべき。

これは欝というより「LOVE」かなあ…と思いつつ枠が足りないのでこちらに…な、「アンゲルゼ」。「アンゲルゼ」と呼ばれる人間外の存在と関わってしまった少年少女達が必死に足掻いていく物語なのですが、少女小説とは思えない程のハードな展開の連続に、読み進める度にハラハラしてしまう。そんな中でも、徐々に異能を開花させていく主人公・陽菜と常に蚊帳の外に置かれながら彼女を助けたいと思い奮闘する幼馴染・もーちゃんの姿に心を打たれました。

●打ち切りじゃない、続きがでないry

ムシウタbug 8th. 夢架ける銀蝶
ムシウタbug 8th. 夢架ける銀蝶
真・運命のタロット9(上下) 《世界》。
真・運命のタロット9 《世界》。


2009年完結作品の「ムシウタbug」。一人の人間の少女のために数ある虫憑き達が一同に会し、本編「ムシウタ」に物語を繋げるという、素晴らしい終わりかただったのですが……ムシウタ本編続きまだー!?個人的にはムシウタもいいけど「消閑の挑戦者」の続きもぜひお願いします…

そして中学生時代からずっと気になっていて、この年になってようやく一気読みした「運命のタロットシリーズ」。時空を下り時には遡り、様々な時代で戦いを繰り広げる「タロットの精霊」たちと、彼らに協力することとなった人間たちが、徐々に『運命のタロット』と呼ばれる存在そのものの謎に迫っていく…というお話。時系列が頻繁に前後したり、最終的にはその時系列が●●●していたり……と、かなり複雑な構造の物語なのですが、とにもかくにも物語の最後にたどり着いた時の衝撃と言ったら……!!個人的には第二部ラストの終わり方で十分満足なのですが、入手難易度が非常に高い作品となっているので何らかの形で新装版を出して欲しいと思う今日この頃です。

●本年のベスト女装大賞

バカとテストと召喚獣6.5
バカとテストと召喚獣6.5
ラッキーメイド天くん
ラッキーメイド天くん
これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です4829133708
これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です


今年は妙に女装モノが多かったので特設部門で……といっても、そんなにたくさん読んだわけではありませんが(拍手とかで色々オススメ戴いたけど、なかなか時間が取れなくて読めてません。ごめんなさい!)

とりあえず性別フリーダムすぎ!!な「バカとテストと召喚獣6.5」が女装萌的に素晴らしかったです。女子の心をちっともわかってくれない男子陣に、女の子たちがちょっとしたお仕置きを……という話なのですが、もともと女装が似合う美少年として描かれていた明久や華奢な体格なムッツリーニはともかくあの人まで女装させられてしまうとは……しかも似合ってるとか、ただごとじゃない。6巻のアレといい6.5巻のコレといい、バカテスは本当にどっちの方向に爆走するつもりなのか気になるところ。

純粋に「女装」をメインにした物語でお気に入りだったのは「ラッキーメイド天くん」。女装させられた主人公の恥らい具合と、大好きな女の子の為に仕方なく(?)その女装姿すら武器にして彼女を支えようとする姿に、ニヤニヤがとまらない。ただ、色々な意味で描写が(性的に)赤裸々なので、女装少年・男の娘に幻想を抱く人にはオススメできません。

女装のインパクト大賞としては「これはゾンビですか?」シリーズの破壊力もものすごかったんだけど、こちらは結局最初のインパクトがとんでもないだけで本編的にはどんどん主人公の女装姿はどうでもよくなってしまうので、ちょっと不満だったり。普通に男の子の周囲に異能を持った女の子たちが集まるハーレムものドタバタラブコメとしてはおもしろかったです。

恒例の「腐女子向け」まとめは今夜にでもー。


コッペとBB団 その3

[著]田口 仙年堂 [絵]はしもと しん

かつてコッペを生みだし、BB団を裏切った男・K次郎博士の残した隠し部屋が発見され、その部屋に怪人の製造ポットが設置されていた。コッペの「弟妹」達の誕生に沸きあがる一同だが、BB団の支部が正義のヒーロー「トリオ・ザ・ナイトメア」に襲撃されて……
   個人的お気に入り度数
アットホームな悪の組織・BB団と人工人間の少女・コッペが織りなすドタバタコメディ。「FBオンライン」で連載されていたお話に書き下ろしを加えた最終巻。

コッペの弟妹となる怪人で炎の男・ミスター・フランベ、氷の美女・ミス・ソルベ、大地の巨漢・ポテト・パパ、風の少年・アロマ・ボーイという4人が怪人として、そして「家族」として少しずつ成長し、絆を深めていくというお話。相変わらずちっとも「悪の組織」にはちっとも見えないBB団の面々と、凶悪な力を持ってはいるものの心優しく、敵と戦う時ですら躊躇してしまう彼らの姿が印象的でした。また、弟妹達の誕生によって4人の「お姉さん」としてこれまでと違った立ち位置で描かれるコッペの奮闘もなんだかほほえましい。

しかし、敵である「トリオ・ザ・ナイトメア」がまたちっともヒーローらしくなくて、彼らとの闘いを見ているともうどっちが悪の組織でどっちがヒーローだかわからなくなってくるから困る。ミスター・フランベが彼らに対して「そういえば俺達は悪の組織だった」みたいなこと言いだす場面がありましたが、あれは全国の読者も同じ気持ちだったのではないかと。しかしその一方で、最初バラバラに各自のやりたいことをやるだけだった「トリオ・ザ・ナイトメア」の子供たちが初めて“強敵”と呼べる存在に出会い、敵を打ち倒す為に少しずつ協調して戦う事を覚え、人間としての成長を果たしていく姿が印象的でした。そして予想以上に肝っ玉母ちゃんなゴーストWさんがすてきすぎる。

そしてエピローグではいい人だらけのBB団がなぜ「悪の組織」ではならないのかという、物語の秘密の一端が明かされます。しかしP子がラストで呟いているように、彼らの目的は徐々にコッペ中心のものに変わってきているわけで、BB団が今後どうなっていくのかは非常に興味をそそられます。むしろ数年後には普通に正義の組織に生まれ変わっててもおかしくないんじゃね!?コッペの進学とか主にそういう方向の理由で。

しかし、もともと「FBオンライン」で連載されていた作品と言うだけあって外伝色が強く、これが「最終巻」と言われてしまうのは少し物足りなさを覚えます。ゆっくりとした発刊ペースでも構わないので、彼らのアットホームなやりとりをもう少し眺めていたかったような。3巻も十分面白かったけど、ミスターフランベ達4人が中心になってしまって本来の主役であるコッペ達は物語の中心に居ませんでしたし。

また何らかの形で続きが出ないかなあ、と思わず考えてしまう最終巻でした。


2009年上半期ライトノベルサイト杯投票します。

無事にコミケ原稿も終わったので、ラノサイ杯に投票します。

■ 2009年上半期ライトノベルサイト杯 開催のお知らせ(平和の温故知新さん)
↑詳しいルールや投票の仕方等はこちらから↑


今年から新規・既存の作品数が最大10作品内で自由になったので新規:既存=3:7になりました。
今回既存部門傑作多すぎです……。

新規部門

【09上期ラノベ投票/新規/9784757746466】
■ ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!(⇒感想:1巻/2巻

意外な展開にびっくりした枠。
美少女ゲームの世界・キャラを現実に投影できるという不思議なシステムを利用し、現実の世界でギャルゲーの主人公となってしまった高校生が繰り広げるラブコメ。ヒロイン達を落としてハーレムルート突入かと思っていたら、ゲームのシナリオが現実の世界設定に影響を受けて思わぬ展開になったり、自分の知らないところで投影されたゲームが主人公たちの日常に大きな影を投げかけたり…と予想外にハードな展開になっていくのが面白かった。ゲームシステムを構築した側にも様々な物語がありそうだし、今後の展開が楽しみです。あと高橋愛子可愛いよ高橋愛子。
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【09上期ラノベ投票/新規/9784829133989】
■ 本日の騎士ミロク(⇒感想:1巻/2巻

今回のギャップ萌え枠。
剣を握るしか能のない直情バカのミロクが、剣を持たない「赤目隊」に配属されて…という、「吉永さん家のガーゴイル」の田口さんが贈る最新作。普段のバカで鈍感な所からは想像も出来ない、無双能力の持ち主なミロクのギャップ萌えも素晴らしいのですが、そんなミロクを見守る「赤目隊」の皆やジルサニア王国の人々の放つアットホームな雰囲気が大好き。

何よりフェリサ可愛いよフェリサ!!!一見無表情系クール娘っぽい雰囲気と中身のギャップがたまらない!!
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【09上期ラノベ投票/新規/9784048678476】
■ 猫耳父さん(⇒感想

家族モノ燃え枠。
挿絵とコンセプトから、全力でネタかと思ったら“父娘+ペット”がテーマのハートフル・ホームコメディ作品。余すことなく描かれる「猫耳父さん」のキモい挿絵も素敵過ぎるのですが、思春期にありがちな父娘のすれ違いを、死んだペットの思わぬ活躍が埋めていくという展開が素敵でした。また、愛猫である“ネー”を火葬してもらうシーンが父娘の感情まで凄い丁寧に描かれていて、それが凄い印象に残る。家族モノ好きならこれは読むべき。
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【以下次点】
サクラダリセット
七夕ペンタゴンは恋にむかない
この2つと「猫耳父さん」のうちどれに投票するかで真剣に悩んでいたのですが、最終的に
猫耳父さんだけ誰も投票してなかったのでこうなりました。

既存部門

【09上期ラノベ投票/既存/9784086304863】
■ 鉄球王エミリー 鉄球姫エミリー第五幕(⇒感想

今期の挿絵燃え大賞。
まさに「激動の展開」という一言が相応しかった「鉄球姫」シリーズ完結編。もうね、とりあえずエミリー姫がかっこよすぎて燃えるのです。彼女の打ち出す奇策とか、段々彼女のカリスマに惹かれていく家臣達とか、デレた猿騎士とか、ニヤニヤせずにはいられない。あと挿絵がいい仕事しすぎ。特に例の奇策が成った瞬間の挿絵には、今期最高にシビれた挿絵だったと絶賛したいです。鉄球と血風の踊るド派手で激しい最終決戦と、その後にしんみりさせてくれるエピローグも最高!

とりあえず読んでない人は、今からでも読むんだ!!
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【09上期ラノベ投票/既存/9784048675932】
■ とらドラ10!(⇒感想

アニメとの相乗効果が凄かったよ枠。
今期前半の話題を掻っ攫った学園青春ラブコメ完結編。アニメが丁度いい復習代わりになって、何の設定忘れも無くこの世界に没入できたのも良かったけど、ままならない「進路」という名の現実や、大きな壁として立ちふさがる両親たちの姿に一度は逃げ出して、それでも前向きに立ち向かっていこうとする大河と竜児・二人の姿がどうしようもなくまぶしかった。ラブコメとしても面白かったけど、それ以上に最高の学園青春モノとして最後まで走り抜けたこの作品にリアルタイムで出会えた事を素直に喜びたいです。
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【09上期ラノベ投票/既存/9784044266189】
■ 戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還(⇒感想

熱血展開が素敵だよ+続編が楽しみだよ枠。
何の能力もないニートの青年がひょんなことからハッタリだけで超能力者だらけの「聖魔杯」に挑むというシリーズ完結編。前巻で自らの“能力”の正体を皆に知られ、失意の内に敵の罠にハマってしまい…というまさにどん底状態のヒデオが、相棒であるウィル子や仲間達の想いを受けて少しずつ這い上がっていく姿がかっこよすぎた!!クライマックスの熱さは特に半端ない。
続編として企画されているらしい「お・り・が・み」シリーズに登場した“彼女”とヒデオがコンビを組む話というのがとても楽しみすぎます。
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【09上期ラノベ投票/既存/9784044288211】
■ ムシウタbug 8th. 夢架ける銀蝶(⇒感想

ところで本編完結編はまだですか枠。
「ムシウタ」シリーズの前史となる「bug」シリーズ完結編。群像劇の様相を呈していた本編シリーズと違い、アグレッシブに周囲を引っ張りまわす主人公・亜梨子の元に様々な人々が集まっていくという展開がとても好きだったのですが、特にこの最終巻で繰り広げられた一級指定の虫憑き達の競演にはニヤリとせざるをえない。最後の最後で打ちのめされ、再起不能になった亜梨子がふたたび立ち上がる姿も熱かった。本編に繋がる糸も何本か解き明かされ、ますます本編のクライマックスが楽しみになってきました。それで本編完結編と「消閑の挑戦者」の続きマダー?
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【09上期ラノベ投票/既存/9784757748279】
■ バカとテストと召喚獣6(⇒感想

姫路さんのターン+明久のターンな時点で入れざるを得ないよ枠。
妖怪変化した召喚獣もオバカで微笑ましいF組面々の活躍も、今期最大のトラウマ挿絵だろう131Pのアレももちろん素晴らしかったんですが、もうラストのWデュラハンの大活躍がかっこよすぎるわ、エピローグでの姫路さん&明久のやりとりが甘酸っぱすぎるわで、もうテンション上がりすぎてやばい。明久かっこいいよ明久!!!。徐々に人外化しはじめる同性愛者コンビとか、本編の水面下で着々とフラグを立てていくムッツリーニ&工藤愛子とか、その辺の今後も楽しみです。
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【09上期ラノベ投票/既存/9784829133903】
■ 生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録5(⇒感想

表紙の時点でとりあえず入れざるを得ないよ枠。
正直、このシリーズにそれを期待するのはバカテス以上に無理だろうなと思ってたんですよ。それなのに敢えてやらかしてくれちゃった富士見ファンタジア文庫の方には足向けて寝れません。男子表紙!男子単独表紙!!鍵かっこいいよ鍵!!!本の中身も、良い意味で「いつも通り」な本編の面白さは折り紙つき。そして鍵がかっこよすぎて窒息しそうな『企業編』クライマックスにはしびれすぎた。
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【09上期ラノベ投票/既存/9784757748880】
■ 死神姫の再婚 鏡の檻に棲む王(⇒感想

「おなか痛い」最高枠。(別名:ゴロゴロ少女小説枠)
黒い噂は多いけど実は領民思いで誠実な成り上がり貴族・カシュヴァーンと、とある事情で「死神姫」と呼ばれる事になったちょっと変わり者のお姫様・アリシアの夫妻が繰り広げるラブコメ。やたらと初々しく甘酸っぱい主人公夫妻のもどかしいラブラブ具合も最高なのですが、ティルナード&ノーラとか、レネ&バルロイとか、ジスカルド夫妻とか、周囲のキャラクターやカップルたちの魅力が高いのも素敵。色々波乱がおきそうな、今後の展開にも期待です。もうとりあえず、新刊が出るたびに悶え転がる羽目になるのでほんとなんとかして…いいぞいいぞもっとやれー!!
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【以下次点】
さくらファミリア!3
ばけらの!2

気がついたらものすごく…杉井光枠です…。
ぶっちゃけ、前回(2008下半期)にこの2つが来てたら(特にファミリア)間違いなく投票してたと思うんですが、今回本当に投票したい作品が多すぎました。


今月のまとめと読了記録[2009年5月分]

5月に読んだ本は再読モノと某同人含め31冊でした。1日1冊ペース!!
ただし、再読モノが14冊という巨大な罠……というか、再読のセイバーマリオネットJの12冊はある意味ズルいといわざるをえない気がしなくもない(他のラノベ1冊読む時間で2冊読めるのがあかほりクォリティ)

というか今月は元々富士見・電撃で買う予定の本が1冊も無いという、未だかつて無い新刊枯渇期間だったのですが、その少ない何冊かすらも何冊か積読に行っている罠。点「彩雲国物語」の新刊は、次の新刊が出る前でいいかな……うん。

2009年5月のページアクセストップ4


 
バカとテストと召喚獣6
⇒感想

 
女帝・龍凰院麟音の初恋3
⇒感想

これはゾンビですか?1
はい、魔装少女です
⇒感想

生徒会の五彩
碧陽学園生徒会議事録5
⇒感想


「麟音」以外今月の新刊が1冊も入ってない不思議!
っていうかアクセス数確認してゾンビ人気に噴いた。そうか、5月に2巻発売だったのか……ドラマガでやたらプッシュされてるのが印象的だったけど、2巻面白かったのかしら。

2009年5月に読んで面白かった本


鉄球王エミリー
鉄球姫エミリー第五幕
⇒感想

死神姫の再婚
鏡の檻に棲む王
⇒感想

セイバーマリオネットJ
5.機械じかけの乙女たち
⇒感想

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc2
⇒感想


全力で「鉄球王エミリー」が今月の私の脳内お勧めぶっちぎり。もう展開から何から全部好きな作品なのですが、最終巻は特に挿絵との相乗効果が凄かった。とりあえず、何はともあれ皆読めばいいよ!!

そしてエミリーと双璧状態だったのが、現在ラブコメ方向で私がぶっちぎりにお気に入りな「死神姫の再婚」。もうカシュヴァーン&アリシアとかティル&ノーラとかやばいやばすぎる。純粋にゴロゴロ転がれるラノベ筆頭。

3冊目は再読組から1冊、「セイバーマリオネットJ5」。最終巻の終わり方も嫌いじゃないけど、やはりシリーズ通してのお気に入りを1冊選べといわれたら5巻だなあ。色々考えさせられる哀しい結末ですが、ものすごく好きだったりします。

最後の1冊は「文学少女見習い」とどっちにするか悩んだけど続きを読みたいという一心で「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」で。別のゲームが投影されたことで物語が難解になった、という意見が多く見られたけど、個人的にはこれはこれで好きだなあ。まだまだ物語に広がりの余地がありそうですし、なんとしても3巻が見たいラノベです。まだ読んでないけど、FBオンラインに掲載されているという短編を読むのも楽しみだ。……つか、ファミ通は毎度毎度新人切り早すぎると思うんだよ……。

2009年5月の読了記録

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今月のまとめと読了記録[2009年3月分]

3月に読んだ本は18冊でした。
「電撃学園RPG Cross of Venus」と「スーパーロボット大戦K」と「スターオーシャン4 The Last Hope」がほぼ同時に我が家にやってきたせいで、割とラノベどころじゃなかった3月。特にDSソフトは主な読書時間である通勤時間を侵食するので、ゲームが我が家にやってくると読書スピードが落ちるという罠。ていうか、発売日が延期したり前倒ししたりして2本同時に我が家に来た時はどうしてくれようかと思いましたおのれバンプレ。

…ちなみに今月末には、「とらドラポータブル!」が我が家にやってくる予定です。

2009年3月のページアクセストップ4


 
とらドラ10!
⇒感想

 
とある魔術の禁書目録17
⇒感想

アクセル・ワールド
黒雪姫の帰還
⇒感想

 
とらドラ9!
⇒感想


アニメも原作も大団円のまま完結した「とらドラ!」と、こちらはアニメ完結直後に早くもスピンオフ作品のアニメ化が決まった「とある魔術の禁書目録」の最新刊がトップ独走。ここ6ヶ月は本当にアニメ化というものの恐ろしさを味わったような気がしてなりません。

でもとらドラ!のアニメは、個人的には本当に幸せなアニメ化だったなーと思います。オリジナル展開になった3?4話除いて、基本的に原作に忠実にやっただけなのにこんなに惹きつけられるとは。アニメの終わり方は賛否両論ありそうな予感がしますが、わざと原作でやってないことをやっていったという意味で原作とアニメで二つで一つみたいな印象を受け、個人的にはかなり良かったと思います。というか原作派でアニメ見てなかった人は、あの最後の2回だけでも見るべき。余談ですが不定期でアニメ感想も書いてたよ!

ちなみに禁書アニメは見たり見なかったりを繰り返してたので特に取り立てて感想なかっ(強制終了)

しかし、とらドラと禁書以外の今月の新刊、アクセス数的に箸にも棒にもかかってない感じなんですがこれいかに。とらドラ9を名誉除外してもその次が「ギャルゲヱ」だったという不思議…

2009年3月に読んで面白かった本


ナイトウィザードThe 2nd Edition リプレイ 愛はさだめ さだめは死(⇒感想

黄昏色の詠使い9
ソフィア、詠と絆と涙を抱いて
⇒感想

 
おと×まほ7
⇒感想

嘘つきは姫君のはじまり
ひみつの乳姉妹
⇒感想


今月、いろいろな意味で予想外だったのが「ナイトウィザードThe 2nd Edition リプレイ 愛はさだめ さだめは死」でした。あまり期待しないで読んだのにもうシリアスだったりバカだったりバカだったりするリプレイに爆笑しっぱなし。というかリンカイザーさん最高ですリンカイザーさん。

クライマックス目前!な「黄昏色の詠使い9」とモエル編クライマックスの「おと×まほ7」も素晴らしい盛り上がりっぷりで凄く良かった!この2シリーズ、良くも悪くも面白いときと全然面白くないときがあるので、今回は両方アタリだったことを素直に喜びたい(笑)

そして感想記事アップしたのは4月回ってたけど、実はギリギリ3月に読んでた「嘘つきは姫君のはじまり」。周囲のサイトさんの感想で以前から気になってたシリーズではあったのですが、買ってみたら予想以上に面白くてうはうはでした!平安モノ大好き…!!


2009年3月の読了記録

やはりまとめはこっちのほうが使い勝手いいなー…メディアマーカーの読書記録から。
つか、メディアマーカーはあとついったー経由でコメントを投稿できたら完璧なのにって何度いったら略
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今月のまとめと読了記録[2009年1月分]

1月に読んだ本は18冊でした。
冬休み中殆ど本を読まなかった上コミケから間髪居れずに原稿だったからある意味仕方ない……。

2009年1月のページアクセストップ4


 
ばけらの!2
⇒感想

これはゾンビですか?1
はい、魔装少女です
⇒感想

 
とらドラ9!
⇒感想

生徒会の四散
碧陽学園生徒会議事録4
⇒感想


元キャラ作家さんの推理やってた「ばけらの!2」と発売前からうっかり騒ぎ立てた「これはゾンビですか?」がツートップ。ジンくんは総攻(合言葉)。ゾンビはもうちょっとゲテモノ臭がしたほうが好みだったのですが…割と正統派な異能力バトルラブコメでした。「生徒会の四散」はアニメ化も決定して波乗ってますね。でも5巻でコレまで水面下で動いてきた「企業編」がどういう動きを見せるのかが心配だなあ…。

ていうか今回、3位の「とらドラ9!」除いて全部何らかの形で他所のサイトさんからの言及を頂いてるのですが、煮ても焼いても食えない感想書いたときに限って他所のサイトさんから感想リンクされてて後から恥ずかしくなるトラップは何なんでしょうか…「ジン×ヒカル萌え」とか「枯野×杉崎萌え」とか書いたときに限って!

2009年1月に読んで面白かった本


戦闘城塞マスラヲ Vol.5
川村ヒデオの帰還
⇒感想

ムシウタbug 8th.
夢架ける銀蝶
⇒感想

 
ラノベ部2
⇒感想

ベン・トー3
国産うなぎ弁当300円
⇒感想


今月は間違いなくずっとスニーカーのターン!!!
クライマックスだった「戦闘城塞マスラヲ」と「ムシウタbug」が新年早々素晴らしい勢いで魅せてくれました。マスラヲはヒデオ&睡蓮をメインにした続編シリーズの予定があり、ムシウタはこのまま本編クライマックスに続いていく…とのことで、今後の展開も見逃せません。

ますますヘンな方向にヒートアップする「ベン・トー」とパロディとあるあるネタまみれな「ラノベ部」も巻を重ねるごとに面白くなってきてて、今後が楽しみ。ラノベ部は小ネタの応酬やなんともいえない心地よい雰囲気もとてもいいんだけど無口系百合娘の暦の可愛さが半端じゃないと思うのです。

2009年1月の読了記録

メディアマーカーの読了記録から。
今月はラノベ以外ではなんといっても「バクマン。」が凄かったです。あと初期ガンガン読者としては、夜麻みゆき新刊が物凄い感慨深かった!
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2008年に読んだ本まとめ その2【腐女子向】


今年もやってきました!801的ライトノベルベストアワード2008!
?「超」個人的腐女子向け萌えシーンベスト5!!?


というわけで、パート2は大方の予想通り腐女子的に萌えたライトノベルのまとめです。今年もひたすらマニアックに、腐女子の皆さんに向けて新しい世界を提供します。…とはいうものの、男性読者率80%を誇る我がブログ(「なかのひと」調べ)でこんな企画やっても実際何人の腐女子が見てくれているのか判りませんが!

【選考基準】
 ・2008年中に当ブログで感想の書かれた作品
 ・腐女子向布教エントリでもあるため、女性向けレーベル・少女文庫モノは一切除外(※マとか彩雲国とか)
 ・それ以外のレーベルでも出来るだけ女性向読者高そうな作品は除外(※ハルヒとか西尾系とか…)

それでは、覚悟の出来た人のみどうぞー。
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2008年に読んだ本まとめ その1

新年明けたら公開しようと思ってたけど皆年内に公開してるからまあいいやということで、あと1時間ほどで新年です。
さまざまな事があった2008年でしたが、2009年もよろしくお願いします。

というわけで、年明け恒例の年間まとめ記事です。ぱーと2は明日にでも。
さていってみよー。

2008年の読了冊数
 2008年 1月:15冊 [まとめ] 2008年 2月:18冊 [まとめ]
 2008年 3月:24冊 [まとめ] 2008年 4月: 18冊 [まとめ]
 2008年 5月:18冊 [まとめ] 2008年 6月:18冊 [まとめ]
 2008年 7月:24冊 [まとめ] 2008年 8月:25冊 [まとめ]
 2008年 9月:23冊 [まとめ] 2008年10月:23冊 [まとめ]
 2008年11月:21冊 [まとめ] 2008年12月:18冊 [まとめ]
合計:245冊

再読分を含めての冊数ということはありますが、去年の173冊から大幅に増加しました。
年末に読了本が露骨に減るのは冬コミ的にお察し。
…とはいえ、なぜか毎年夏コミ前は減らないのですが。

2008年の属性別オススメ本
お勧めとかいいつつ、増やしすぎだこれ……ほぼ全体の10%じゃないかorz

燃えた


Fate/Zero Vol.4-煉獄の炎-

吉永さん家のガーゴイル15

バカとテストと召喚獣4


ラストはボロ泣きだったので「泣いた」に入れるか悩んだけど、やっぱりこの作品を一言で表すなら“燃え”かなぁ……ということで「Fate/Zero vol.4」。いろいろ言いたいことはありますがイスカンダル・ウェイバーコンビ最高ーーー!と叫びたい。私の友人には「Zero」からFate本編に興味もった人もいるんで、本編ゲームのネタバレとかきにしない人は読んでみればいいと思うよ!!

今年の後半は田口仙年堂と杉井光に持っていかれました……というわけで、完結おめでとう!!な「吉永さん家のガーゴイル15」。ご近所町内のほのぼの家族愛成分は失わないまま、綺麗に決着をつけてくれました。ラストのガーゴイルの名乗りはおいしすぎるだろうjk。来月はおるたの方だけど短編集が出るようなのでそちらも期待してます。あと新作「魔王城一限目」も楽しみ。

バカと笑い成分も好きだけど、この作品の裏の魅力はやはりこの熱さだと思うんだよ!ということで「バカとテストと召喚獣4」。終盤の明久vs清水美春が美味し過ぎました。普段からバカでドジで情けなくて天然な部分ばかりが目立つ明久だからこそ、びしっと決めてくれると心に響くものが…。バカもギャグも最高だけど、明久・瑞希・美波の巻き起こす三角関係の行方にも今年は注目していきたいです。

泣いた


“文学少女”と神に臨む作家(下)

フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム

さよならピアノソナタ4


やっぱ泣かされたというと、今年の「このラノ」をぶっちぎりで制して完結した「“文学少女”と神に臨む作家(下)」。最終巻はなんだかヤンデレ決定戦でしたが……そして本編の展開にボロ泣きしつつ、ななせのけなげさに涙が止まりません。きっと本編の語られてないところであの娘には幸せになれてるに違いないと祈らざるをえない。

そしてこちらも完結目前な「フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム」。やっぱり彼の死にはとんでもない衝撃を受けました…主人公が死んでもしぶとく生きてそうな気がするのに。最終巻でのミラクルにひそかに期待してますが。余談ですが最終巻の序盤をドラマガで読みましたが、宗介とかなめの居ない陣代高校で流れていった時間の大きさを感じて悲しくなったりしました。

最後はこっちも完結!な「さよならピアノソナタ4」。真冬・千晶・神楽坂先輩3人のそれぞれの気持ちが胸に突き刺さる、切なくて甘酸っぱい名作でした。しかしナオはもうちょっとしっかりしてほしかったな!真冬が居ないフェケテリコのライヴシーンは必見。

L・O・V・E(元ネタのレーベルは残念なことに…)


境界線上のホライゾン(1下)

とらドラ7!

ばけらの!


“熱い”に振り分けてもいいけどやっぱりこの作品の根底は“LOVE”だよな!!というわけでダントツトップは「境界線上のホライゾン 1下」。1巻にして最終回バリの盛り上がりっぷりと、愛するホライゾンのため邁進する主人公・トーリの姿が熱すぎます。もう本当に、トーリ好きすぎてしょうがない。これだけトップギアで盛り上がって2巻以降がどうなってしまうのか、本当に楽しみなシリーズです。

アニメ化効果もあって今年は盛り上がりっぱなしの「とらドラ!」。5巻で本領発揮してそれ以降はどれをとっても名作すぎてどれを選べばいいのか判らない。しかし、竜児・実乃梨・大河の想いが決定的なすれ違いを生む7巻が一番衝撃的だったかなあと。アニメの今後も含め、これからどうなっていくのか最もハラハラしながら見守っているシリーズかもしれません。

最後はガラっと趣向を変えてラノベ作家擬萌えキャラ化コメディ「ばけらの!」。内輪ネタなのにちゃんと普通にヒカルとイヅナのラブコメとしても成立しているところがにくかったです。あとなんかもう、「ばけらの」以降人知れずラノベ作家さんのブログをチェックし始めるようになった私が居ます。

ところで余談ですが井上堅二子ちゃん(14歳美少女が参戦したあたりのラノベ作家ブログ関連の反応が面白すぎてしょうがないのですが、堅二子ちゃんはばけらのには出ないんですk(強制終了)

ダーク&欝


花園のエミリー 鉄球姫エミリー第三幕

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 5 欲望の支柱は絆

アカイロ/ロマンス


1巻でメインキャラほぼ全滅という大惨事をたたき出した「鉄球姫エミリー」がまたやってくれました。第二幕、第三幕と持ち上げておいてラストで一気にどん底までたたき落とすという鬼畜っぷりが素敵すぎる。第四幕でちょびっと持ち直したもののまだまだ絶望的な状況からどのように物語が動いていくのか、とても楽しみ。

そしてダークというかヤンデレ方向で名をはせたのが「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5」。1巻の後2?3巻が余りツボにこなくていったん切ったのですがひょんなきっかけから再び購入しはじめ。個人的には5巻がやはり最高だったなあと思います。事件がいったん解決したと思わせておいて突き落とす嗜好がたまらなかった。6巻も悪くないけどちょっと“らしくなさ”が目立ってしまったというか……あれで最終回だとしたら本当にダークというか鬼だな。

そして電撃の黒い太陽こと藤原祐+椋本夏夜コンビの新作「アカイロ/ロマンス」。今のところ前作・レジンキャストミルクほどツボにくる場面はないのですが、いきなり1巻でメインヒロインだと思われていた女の子の*が*んだり、2巻でヒロインが******を構えてみたりと局地的な破壊力は髄一かと。今後の展開に期待したいです。

笑った


生徒会の一存

バカとテストと召喚獣3.5

H+P?ひめぱら?


個人的にだけど、今のラノベで一番純粋に“笑える”というポイントを競わせたら「生徒会の一存」シリーズに勝てるシリーズはないんじゃないだろうか。私が未だ電車の中で読めない唯一のラノベ。テンションが高くて内容の無い会話で構成される物語とちょっとおかしな普通の人々のやりとりに思わず笑い転げてしまう。バカなのに頭が良くて完璧人間な杉崎鍵の魅力もはずせません。

そして版権パロ発言ネタまみれの生徒会といろいろな意味で双璧をなすのが「バカとテストと召喚獣3.5」。普段のテストやバトルもありの本編も良いけど、学校の授業から飛び出した面々が繰り広げるバカと萌えまみれの日常生活は怒涛の笑いの連続。秀吉の水着やウェイトレス姿が拝めるのもポイント高いですが、明久の萌えキャラ化が明確に始まるのもこの巻からなので、腐女子・腐男子はここ読むまでは切るなマジで頼むから!!

最後はギャグラノベではないけど、ひたすら頭を軽くしてニヤニヤ楽しめるのが「ひめぱら」。“子作り”のため、異世界に召喚されたカタブツ主人公が5人の美姫達に迫られるというテンプレ通りのエロコメですが、お姫様たちの猛烈アタックから逃げ回る主人公とか限界ギリギリのエロ挿絵とか、テンプレすぎて面白いです。この手の作品は久しぶりに読みましたが、エロの具合が物凄い絶妙にツボにハマっているので、ぜひともこのままがんばって欲しいです。

打ち切りじゃない、続きがでないry


暴風ガールズファイト2

火目の巫女

ダナーク魔法村はしあわせ日和 いとしのマリエラ


「あれ入れようと思ったけど枠が一杯ではいらないよ!」とぼやいたら「打ち切り枠を作ったらいいじゃない」といわれたので枠を増やしてみたよ!ということで、今年一番輝いていた打ち切り作品といえば誰がなんと言おうと「暴風ガールズファイト」ですよね!女子高で繰り広げられるラクロス部員たちの熱い青春を描くスポコンラノベ。女子高出身としては、女子高描写がリアリティ高かったのもかなりポイント高し。「このラノ」でも19位に入って、ファンの要望もこんなに高い作品なんだからぜひとも再開して欲しいなあ……。ていうかファミ通は打ち切るのが毎回早すぎます。これといい「カーリー」といい…。

打ち切られたの今年ではないですが、今年後半の杉井光強化月間から「火目の巫女」。“ダーク&欝”の欄で取り上げようとも思いましたが、やはり続編希望ということでこちらで。平安ファンタジーという世界観設定にもニヤニヤなのですが、毎回毎回主人公を襲う容赦ない展開が欝展開スキーとしてはたまりません。ぜひ続きを出してください電撃文庫様。

そして、ある意味一番「うおおおおおそこで終わりかよおおおおお!!!」と叫んだ気がするのが「ダナーク村はしあわせ日和」シリーズ。イズーがようやくデレてきて、ビーの秘密も明らかになってきたところで終わりなんて!!イズーの過去の因縁とか、何気に回収できてない大きな伏線があるのが悲しい。なんとかして続きを読みたいシリーズです。

そんなあなたに希望を与える 祝・完結部門


ダブルブリッド10

吸血鬼のひめごと3

召喚士マリア6 堕天使に安らぎを、真の名に微笑みを。


ラノベには「打ち切り」はありません「続きが出ない」だけなのです!!と前の項で取り上げた「火目の巫女」を書いた杉井先生が仰ってましたが、今年はでないと思っていた完結編が何気に多い年でありました…。

というわけで、今年のラノベ関連の●大ニュースを挙げよ、といわれたら真っ先に取り上げる(バカテスドラマCD化よりも先に!)であろう作品が「ダブルブリッド10」。すいません、正直本気で完結しないと思ってました……しかもまさかまさかのハッピーエンドに感無量。現在のラノベ好きの源流と言えるシリーズなので、特に感慨深かったです。今年は「ダブルブリッド10」「ダブルブリッド Drop Blood」「まい・いまじねーしょん」と中村さんの作品が沢山見れてうれしかったなぁ。このまま「ソウル・アンダーテイカー」の続きもぜひお願いします!!!

後味最悪の本編最終巻にまさかまさかの続編シリーズが出て最悪の終わり方をした本編のカーテンコールを引いてくれたのが「吸血鬼のひめごと3」でした。「おしごと」の最終巻の終わりに納得できず、本を壁にブン投げたという懐かしい思い出を持つこのシリーズですが、よもやその後のレレナの物語を補完してくれるとは夢にも思いませんでした。どのような事情があってこのような事になったのか存じませんが、「ひめごと」シリーズを出してくれたことに全力で感謝したい。本当にありがとうございました。

そして別にシリーズ刊行がとまっていたわけではないのですが、本編が2年半ほど止まって私をハラハラさせてくれた「召喚士マリア」シリーズもようやく完結。短編集が肌に合わなくて切ったら、5巻から6巻が出るまでの2年半、短編集しか出なくて涙目になったのも今となれば良い思い出です。ドン底に突き落とされたマリアとその仲間たちが、これまで戦った友や強敵達を仲間に、更なる巨悪に立ち向かうという展開がとても熱かった。完結編が読めて本当に良かったです。

2008年総括
あまりにも点数が増えすぎてしまったので、一応絞って。

・一番今後に期待している新作:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン
・今年一番私の中でアツかった作品:バカとテストと召喚獣
・2008年のベストライトノベル:「ダブルブリッド10」


それでは皆様、良いお年を?。

⇒2008年まとめ その2


ガーゴイルおるたなてぃぶ4

[著]田口 仙年堂 [絵]日向 悠二

お七婆さんの節約食事術に感服しつつ、ミズチの動向に関する情報収集を行っていたひかるたち。調べていくうちにミズチが様々な人物を相手にとんでもない脅迫を行っていることがあきらかに。彼らの陰謀を食い止めるために動き出そうとしたひかるたちの前に、パワーアップした狛が立ちふさがる…!?
   個人的お気に入り度数
Lv.1なご近所ヒーロー・ひかる&ガー助コンビが繰り広げるもうひとつの「ガーゴイル」シリーズ、完結編。レイジとの決着がこちらで付かないのは解っていたのでどうやってオチをつけるのかと思ったんだけど、予想とおりあの人がラスボスとして出てきました。本編の「ガーゴイル」で軽く触れられていた、喜一郎が平賀に拾われて古科学をはじめた話ってこちらへの伏線だったんですね。

悪くはなかったけど序盤からバトル、バトル、バトルの連続でやはりそれ以外の部分への物足りなさが否めなかったかなあ。最後だし(最後だからこそ)もうちょっと日常描写がほしかった気がするのですが…個人的には日常分:バトル分の比率は3巻あたりが一番ちょうど良かったかも。

悪い意味で、3巻が盛り上がりすぎてて4巻が一種の後処理に見える。これまで「1つの生命をひかるとガー助の2人で分け合っている」という設定から生じていたバトル中の危機感が3巻で解消されてしまった上に、やはりレイジと比べると今回のボスキャラトリオは格が一段劣る感じで…。

個人的には、ひかるたちの活躍よりもお七御婆ちゃん大活躍にニヤニヤが止まりません。もう私、どんだけこのお婆ちゃん好きなんだと思うけど!!あと最初から最後まで可哀そうな役のヒッシャム哀れ。

このシリーズは一応ここで完結。来月「ガーゴイルおるたなてぃぶZERO」という番外編?っぽいタイトルの発売が予告されているのですが、こちらはどうなるのかな。個人的にはやはりバトルメインになったせいでおざなりになりがちだった逸色ビルの面々とのふれあいを中心にしたほのぼの番外編とかだったら嬉しいけど(エピローグでちょっと出てきた狛とガー介の凸凹コンビっぷりとかもっと見たい)、原作で事件の顛末しか語られていない板垣さんが古科学者に利用された事件の話とかになりそうな気もするなあ…