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「このラノ2023」感想と自分の投票の話

『このライトノベルがすごい!』編集部(編集) このライトノベルがすごい! 2023
『このライトノベルがすごい!』編集部(編集) (著)
宝島社
発行:2021-11-25T00:00:01Z

今年も「このラノ」のアンケートに参加したのでざっくり自分の投票とざっくり本読んだ感想の話をします。協力者は降りて久しいんですが最近の協力者枠は自分の投票と総合コメントが載せてもらえていいなあ。しかし向こうの協力者枠の募集要項で指定されてるほど今読めるか微妙なところだしなあ……ギリギリその数字になってても最近の新刊を読んでるわけじゃないしなあ……という顔。

殿堂入りが……殿堂入りが多い

今回で3回目の新文芸部門1位だった「本好き」に加えて、殿堂入り条件緩和で例年ずっとWEB投票1位だった「よう実」、上位常連の「チラムネ」がランクイン。よう実はともかくチラムネはアニメ化もまだだしこれからも投票したくなること多いのではー!?よう実も作者インタビュー見る限り3年生編ありそうな雰囲気だし、と思ってしまったけどたしかにずっとランキング上位にいたもんなあ……。

よう実にハマってこのラノ投票復帰したという経緯があったので投票できなくなる前にコメント一度採用されてみたかったですが多分凄く競争率が高い。

作品紹介とインタビューに重点を置いた紙面楽しい

去年の感想でも言った。協力者の投票内容が全部載るようになったのも性別年齢別のランキングが載るようになったのもブックガイドの方にも投票コメント掲載が入るようになったのもあって、以前の紙面よりも作品との出会いに重点を置いている感じが楽しいです(毎年言ってるけど名台詞コーナーが消えたのだけが寂しい)。ランキング入った作品殆ど読んでいない状態だったので(このブログの中の人は特に最近のラブコメの波動に全然ついていけていません)これからしっかり中身を精読して気になる本に手を出してみたいとおもいます。

あと表紙が特集記事の載っていて殿堂入りのSAO、表紙に載ってる目次がインタビュー主体になったのも表紙からのランキングバレを上手く避けてる感じで上手いなあと。つまり来年再来年あたりで俺ガイルとかよう実表紙の可能性あるな。ないか。

よう実の衣笠先生インタビューはここ数ヶ月アニメ雑誌「ニュータイプ」に掲載されたインタビューよりも書き手側の話が多くて、今までと視点が違う感じが面白かった。綾小路のキャラクターが出来るまでとか、トモセ先生との出会いの話なんかも面白かったなあ。あとちょくちょくエロゲー時代からのファンが指摘している「完結させられない問題」にも言及していて、小説のほうが性に合っているので大丈夫ですみたいな話をされてたので良かったなあと思います。3年生編の話もちょっとしていたので2年生編で終わるってこともないみたい。楽しみ!!

これに投票しました

コメント採用どころか「よう実」以外全部ピックアップもなくて寂しい。去年と今年は投票時のコメントをそのまま残していたのですが、毎年のまとめと比べてちょっとよそ行き気分で文章書いてるので自分で読み返すとちょっとおもしろいですね。キャラクター投票のコメントはもう少しテンション高めでも良いのかも(ていうか堀北さんが!堀北さんが初ランクインしてておめでとうだった!!よう実の女性キャラだと堀北伊吹櫛田の凸凹トリオが好きなんですけど見事にランクインしない3人なので悲しいw)

作品部門

1:七斗七「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」→感想
配信事故を切っ掛けに成り上がっていくVtuberの話…という目新しさに惹かれて手に取った作品ですが、毎巻コミカルな会話劇をやりながら各キャラクターに焦点を当てて掘り下げていく構成になっているのが、読みやすいし安定感がある。リスナーとの会話劇にも「毒」が殆どなく、安心して読める作品なのが嬉しいです。
2:小路燦「VTuberのマイクに転身したら、推しが借金まみれのクズだった」→感想
借金を抱えたギャンブルクズのVtuberエリンが、圧倒的な個性と超絶トークスキルでシンデレラロードを駆け上がっていく姿が痛快。同時に、彼女のバイト先の同僚でありマイクに転身した主人公がそれとなくファンの意向を伝えたり、萎縮してしまいそうな時に発破を掛けていくことで影に日向に彼女を支えていく展開が良かった。
3:コイル「オタク同僚と偽装結婚した結果、毎日がメッチャ楽しいんだけど!」→感想
主人公二人のお互いを束縛しない・否定しない・一緒に居て心地の良い関係性が物語を通して伝わってきて、読者も読んでいて元気がもらえる作品。偽装夫婦からスタートして少しずつ絆を深めあった二人が自然に距離を縮めていってお互いを本当の伴侶として認めていく展開がとても良かった。
4:夏目純白「純白と黄金」→感想
かっこいい男の子たちが鎬を削る、スタイリッシュなヤンキーバトルだと思って読み始めたら「ヤンキー」という概念の限界に挑戦するかのような、現実離れしたど派手な展開の連続がとても楽しかった。荒削りに感じる部分も多い作品でしたが、とにかくノリと勢いで読ませていく感じが良かったです。
5:衣笠彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編」→感想
高校生活全体の折り返しに差し掛かり、顕著に変化していく人間関係が印象的でした。クラス崩壊の危機を乗り越えて結束を高める級友達を尻目に、主人公・綾小路は不穏な動きを見せていて。これから物語がどう動いていくのか、まだまだ目が離せそうにありません。

女性キャラクター部門

◆櫛田桔梗(「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編」)
クラスの中で一度は完全に居場所を失った櫛田が、再び居場所を得るために自分にしか出来ない形でその存在価値を示そうとしていく姿がアツかった。以前の腹に一物隠し持った姿よりも本性を出した後のふてぶてしい姿のほうが魅力的に感じたし、犬猿の仲である堀北との関係性の変化も楽しみ。

◆加々宮エリン(「VTuberのマイクに転身したら、推しが借金まみれのクズだった」)
借金持ち・ギャンブル狂いのクズという強烈なキャラクターでありながら、アンチのコメント・同業者からの嫌がらせすらも逆手に取って自分の起爆剤に変えていくトークスキルが最高でした。

◆柚日咲めくる(「声優ラジオのウラオモテ」)
「声優」であり「声優オタク」でもある彼女がその2つの間で葛藤し続ける姿が好きです。後輩声優からファンサを貰って内心悲鳴をあげたりする姿が微笑ましい一方で、自分の「推し」である彼女たちと一つの椅子を奪い合わねばならないという二律背反に悩み、葛藤する姿が印象的でした。

男性キャラクター部門

◆綾小路清隆(「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編」)
強い。かしこい。ひとのこころがない。他の生徒達とは全く別の場所を見ていそうな綾小路が同級生たちをどこに導いていくのか。とても楽しみです。

◆クノン・グリオン(「魔術師クノンは見えている」)
生まれつき目が見えないというハンデを背負いながらそれを乗り越えさせた結果、女性と見ればナンパしてしまう・底抜けに明るい・ちょっとマッドな見習い魔術師とかいうとんでもない逸材が爆誕してしまった。いろいろな意味で今後どんなふうに成長していくのか楽しみすぎる人材です。

◆グレン=レーダス(「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」)
殆ど出番のなかった最新刊でも最後に美味しいところを持っていくところはさすがの主人公!!宿敵・ジャティスとの対決も間近に迫っているようで、どんな活躍を見せてくれるのかとても楽しみです。


読んだら元気になる!(かもしれない!)ライトノベル10選

だいぶ前からこの企画をやろうやろうと密かに狙っていたのですが……最近良くツイッターなどでつぶやいてる「このラノベを読むと心が健康になる」というおすすめのラノベをまとめました。

基本的に私は「オタクの推し語りは健康に良い」という文脈で使うんですがそれ以外の方向性のタイトルもいくつか。基本的には過酷な展開にもめげずにポジティブ&ハッピーなキャラクター達にニヤリと出来る作品が集まっているはず……です。

効用には個人差があります。

限界オタクの推し語りは健康に良い5選

栗原ちひろ「死んでも推します!! 〜人生二度目の公爵令嬢、今度は男装騎士になって最推し婚約者をお救いします〜」→感想
「推し」の心は世界も救う!!!
「推し」の婚約者・フィニス様を死なせてしまった主人公が令嬢から騎士へと華麗に転身。婚約者ではなく相棒として2回目の人生を送ろうとするやりなおし物。事ある毎に描写される主人公の「フィニス様萌え」がめちゃくちゃに健康に良い。なんなら周囲の主要人物たちも概ねフィニス様を推してくし、2巻ではフィニス様も主人公萌えを語り始めるのでますます健康に良い。既刊2冊。
瀧ことは「腐男子先生!!!!!」→感想
オタク活動って楽し〜い!!!!!
歴戦の腐男子である男性教師と彼の「推し作家」であり教え子でもある女子高生が繰り広げるラブコメ。応援上映やソシャゲのガチャや同人の修羅場などオタクにとっては身近な話題をネタにした様々な名言が飛び出してくるのがとても楽しく、ふたりがことあるごとに繰り広げる「萌え語り」がとにかく健康に良い。3巻完結。
恵ノ島すず「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」→感想
私達の「推しカプ」がめちゃくちゃに可愛い!!!
ゲームの推しカプに声が届くようになって…というところからはじまる、現実とゲームを舞台にしたWラブコメ。オタクの丁寧すぎる心情解説によってツンデレ悪役令嬢の牙城は丸裸になり、あとはただひたすら彼女にメロメロな王子と王子に口説かれて恥ずかしがる悪役令嬢が残るのだった。どのカプも可愛いしか無くて健康に良い。2巻完結。
橘公司「王様のプロポーズ」→感想
一目惚れした推しが可愛い。僕だけど。
とある事情からヒロインと一心同体状態になってしまった主人公が、実は最強の魔女であった彼女の代わりに世界を救う戦いに巻き込まれていく。ヒロインに一目惚れした主人公が割りと自分の想像も踏まえつつすごい勢いでポジティブにヒロインをヨイショしていく様子が大変に健康に良い。同作者の「蒼穹のカルマ」もめちゃくちゃ姪が好きな最強の叔母の話で健康に良かったですね…。既刊2冊。
二月公「声優ラジオのウラオモテ #07 柚日咲めくるは隠しきれない?」→感想
推しが同期で、後輩が推しで
声優でありながら声優オタクでもある主人公達の先輩・柚日咲めくる視点で語られる第7巻が特に良かった。同期の花形声優(推し)や生意気な後輩声優(推し)とリアルで会話出来る存在である彼女が、至近距離から様々なファンサを喰らって内心悲鳴を上げる様子が健康に良い。3巻以降でめくるちゃんの出る巻は概ね健康に良いです。既刊7冊。

両想いカップルのイチャイチャ(二次元に限る)は健康に良い3選

手島史詞「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」→感想
不器用な一方通行→両想いになってからのイチャイチャ!!
闇オークションで出会った奴隷エルフのヒロインに一目惚れした魔王が全財産叩いて衝動的に彼女を落札したのはいいがどう扱ったら良いかわからなくてわたわたするお話。ヒロインをどう扱ったら良いかわからない主人公が独り相撲を繰り広げる初期の展開も最高ですが、両想いになってからすごい勢いで加速していくイチャイチャ展開が大変健康に良い。既刊21冊。
コイル「オタク同僚と偽装結婚した結果、毎日がメッチャ楽しいんだけど!」→感想
適度な距離感のまま、自然に距離を縮めていくふたりが可愛い
隠れ同人オタクの主人公が隠れアイドルオタクな同僚と偽装結婚して、郊外の広い家で同居生活するお話。一緒にいてストレスを感じない関係性から少しずつ距離を縮めていって愛が育まれる感じが大変心地よかった。2巻で両想いになったあとのイチャイチャぶりが大変健康に良い。既刊2冊(今月3巻が出ます)。
小野上明夜「死神姫の再婚」
この夫、嫁にメロメロすぎません???
いわくつきだが家柄は良いバツイチ令嬢と愛の無い婚姻関係を結んだ「強」公爵が、マイペースで少しズレた妻に少しずつ絆されていって…。巻を重ねる毎に妻にメロメロになっていくコワモテの旦那様と、旦那様に愛を与えられてわけもわからず「お腹が痛い」と訴える妻。限界を超えた夫婦のイチャイチャ模様がめちゃくちゃ健康に良い。22巻完結。

ちょっと意味が違うけど健康に良い2選

中村颯希「ふつつかな悪女ではございますが 〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜」→感想
常に死と隣合わせな肉体が、どうしてこんなに健康に!?
寵愛を一身に受ける病弱な雛女と、彼女を羨む嫌われ者で落ち目の雛女。正反対のふたりが入れ替わってしまいさあ大変!?というお話。とにかく入れ替わりによって健康な肉体を得た主人公・玲琳が前向きに「悪女」としての破滅フラグを打ち破っていくのがめちゃくちゃ楽しい。健康の意味が違うけど、主人公が持つポジティブ思考は見ていて健康に良い。既刊4冊。
望公太「性春デイズ 〜男子高校生の性の心理戦〜」→感想
男子高校生がひたすら下ネタ言うだけの怪作。
全寮制の男子校を舞台にひたすら男子高校生トークをするだけの会話劇。ヒロイン不在/絡み萌えとかもあまりなく/ひたすら生々しい下ネタをぶちかましていく作風で、それが大丈夫ならお馬鹿な男子高校生達のわちゃわちゃで健康になれるし、ひょっとしたら別のところが健康になる(かもしれない)(酷いオチだ!)単巻完結で気軽に読めるけどレーベル撤退済で入手難易度がやや高め。


2021年に読んで面白かったラノベ10選

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

2020年から職場がリモートワークになり、本を読む時間が上手く作れない!!と嘆いていたのも記憶に新しいですがリモートワークも2年目に突入し、それなりに自分の時間の作り方もわかってきたかな…と思わなくもない今日このごろ。今年もリモート生活が続くようなのでもう少しペースを作って本を読んでいきたいです。これは別で書くかもしれませんが今年の後半は諸事情から旧作読むのがメインになってしまって新作が追いかけられてないのがやや悩ましい所(面白い旧作って時間持っていかれるよね!!)。今年はマジで2巻や3巻が読めてない〜という作品が多いんですが、好きラノの投票までには少し崩していきたいですね!締め切りはいつだ。

今年もこちらの記事で紹介した作品をそのまま「マニアック・ライトノベル・オブ・ザ・イヤー2021」に投稿しています。

お気に入りの新作6選

紫 大悟「魔王2099 1.電子荒廃都市・新宿」→感想
ファンタジー×サイバーパンク技術の融合が楽しい近未来SF。
2021年の新作の中で一番おもしろかったと思うのはやはりこれ!!科学世界と融合し、その恩恵を受けて一気に進化した魔導技術。その科学の恩恵に預かれない「時代遅れ」の魔王が配信者として生計を立てつつ力を取り戻していくお話。世界観に加えて魅力的なキャラクター達の行動が楽しく、何より魔王と勇者の不倶戴天の敵同士だが誰よりもお互いのことを理解している関係性がめちゃくちゃ好き。3巻待ってます!!
七斗 七「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」→感想
テンポ良い会話劇が楽しめる「企業Vtuber」モノ。
Vtuberである主人公やその同期・先輩後輩との小気味の良い掛け合いと、彼女たちの掛け合いをもり立てるコメント欄での反応を気楽に楽しめる。アンチや炎上のいない「優しい世界」なのが心地よく、そんな中で思う存分に暴走する個性派揃いのVtuber達の奇行が楽しかった。企業Vtuberモノということで、ゆるくても確かに存在するお仕事モノ感がまた(Vtuber世界に疎い者的には)新鮮。
小田 一文「貴サークルは“救世主”に配置されました」→感想
転生戦士×同人作家。リアルな弱小サークル描写が面白い!
「同人誌100冊完売しなければ魔王が復活して世界が滅ぶ」という一見荒唐無稽な設定、それを達成するまでの展開にしっかりとした肉付けが行われているのが凄く良かった。またマイナージャンルの弱小二次サークルの描写のリアルさに震えました。2巻の小説サークルの描写には個人的には違和感が強かったのだけど、凄く面白かったので3巻が出てくれるといいな。
コイル「オタク同僚と偽装結婚した結果、毎日がメッチャ楽しいんだけど!」→感想
程よい距離感の関係がたまらない、オタク男女の同居生活モノ
郊外にあるそこそこ立派な家で、自立したオタク男女同士が程よい距離感を保った共同生活を送る。キチンとした生活基盤を得た上でオタク活動をしているという上質な暮らし感が心地よく、タイトル通り「メッチャ楽しい」が伝わってきてこちらの心も健康になった。ラブコメとしてはこれからのお話だけど、無事2巻の刊行も決まったのでどうなっていくのか楽しみだなー。
栗原 ちひろ「死んでも推します!! 〜人生二度目の公爵令嬢、今度は男装騎士になって最推し婚約者をお救いします〜」→感想
「推し描写」が健康に良すぎるやりなおしモノ。
推し描写が健康に良いオブザイヤー。婚約者を「推し」すぎる余りにやり直し人生が始まった途端に彼を守るために全力で当たり前の女性としての生活を捨ててしまうヒロインと、そんな主人公にタジタジ……と思わせておいて実はメロメロなヒーローと、やはり「推し」パワーの高い周囲の人々のやりとりが最高に楽しかった。明るい話の中でひっそりと進んでいくシリアスな気配にもわくわく。
まきぶろ「悪役令嬢の中の人」→感想
異世界憑依×ヤンデレ百合×悪女な復讐劇。
自分の体に憑依してきた転生ヒロインのことが好きすぎて、彼女の代わりに完璧な復讐を果たしてしまう悪役令嬢のお話。憑依される前は未熟な人格だった主人公が転生ヒロインとの心の交流を得て心のスキマを埋められて、良い人になる……のではなくて完璧な悪女として大成してしまうのが、悪女モノとしてもヤンデレ百合としても最高に面白い。気に入ったらなろう版の未収録短編も読もう。

2021年に読みはじめて面白かったシリーズ2選

餅月 望「ティアムーン帝国物語 〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜」→感想
ポンコツだけど応援したくなる「やりなおし」劇。
一度は断頭台の露と消えた世間知らずのお姫様が幼少期から人生をやり直すことになり、断頭台を回避して気楽な生活を送るためにポンコツな頭をフル回転させて未来改変に挑むお話。一度は没落生活を送ったお陰で他人の心に寄り添えるようになった彼女が、復讐を恐れるあまり角の立たない解決を必死に模索していくうちに思った以上の評価を受けて行く展開が楽しかった。
鏡 貴也「伝説の勇者の伝説」→感想
過酷な状況下で少しずつ前を向こうとする主人公の姿が印象的
とある異能が原因で「化物」扱いされ続けてきた主人公・ライナが自分の考えに共感してくれる相棒や親友と出会い、少しずつ前向きになっていく展開がアツい。しかし、彼が望むような綺麗事だけでの解決ができるほど世界は甘くはなく……と闇の中で只一つの光を掴むような展開から再び闇に引きずり込まれていくような終盤の過酷な展開が衝撃だった。諦めることをやめたライナが前を向いて、親友のシオンに背を向ける第一部のラストがとても良かったです。続編を読むのが楽しみ。

今年「も」面白かったシリーズもの2選

羊 太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典19」→感想
クライマックス目前の展開がノンストップで面白い…!!
ロクアカはもう2桁巻くらいのところからずっと面白いんですけど、グレンの師匠・セリカの足跡を辿りながら物語の中で大きな謎とされてきた「メルガリウスの魔法使い」の真実に迫っていく最新刊が本当に本当に面白かったんですよ……戦力的にも大きなパワーアップをする巻で、いよいよ次巻からはじまる最終決戦がどうなっていくのかが楽しみ。
衣笠 彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5」→感想
極限状況で行われるクラス内での駆け引きが最高に面白かった!!
2年生編になってから全体的に話が大きくなりすぎて、キャラクターの把握で手一杯になりがちだったよう実ですが、久しぶりに学年別の争い、しかもクラス内での駆け引きが重要になるお話でめちゃくちゃ面白かった!!仲間を犠牲にしてポイントを得るか、ポイントを捨ててクラス内の団結を促すか……という究極の質問に対して各クラスがそれぞれの結論を出していく展開が最高に熱かったです。


「好きラノ 2021年上期」投票します。

ブログやtwitterによるラノベ人気投票サイト。2021年上期の人気ライトノベルはこれだ!!

今回も参加させていただきます〜!!

七斗七「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」→感想
【21上ラノベ投票/9784040741116】
ストゼロクズな「自称」清楚系Vtuberが主役の会話劇。企業系Vtuberの女の子たちの仲の良いやり取りと、コメント欄で繰り広げられるテンポの良いの会話劇がとても楽しかった!2chの面白スレまとめを読んだような読後感が新しいようでどこか懐かしい。
紫大悟「魔王2099 1.電子荒廃都市・新宿」→感想
【21上ラノベ投票/9784040739588】
SFと異世界が融合を果たした近未来の東京で繰り広げられるファンタジー系サイバーパンク。一度は力を失った魔王が配信者として信者を増やすことで力を取り戻していく設定が面白い。あと勇者と魔王の男同士の決して馴れ合わない巨大感情、推せます。(2巻もとても良かった)
小田一文「貴サークルは“救世主”に配置されました」→感想
【21上ラノベ投票/9784815608873】
マイナージャンル弱小サークルの主人公が未来を救うため、未来からやってきた戦士なヒロインと共に「100部完売」を目指す。マイナージャンル同人サークルの描写が絶妙で、提示される目標数値がまた絶妙だった。同人ものの描写のリアルさにこだわりを持っているマイナージャンルのオタクには是非読んで欲しい。
香坂マト「ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います」→感想
【21上ラノベ投票/9784049136883】
無害なはずのギルド受付嬢による理不尽な暴力(残業の夜に天から貰った超絶スキル)がダンジョンボスを襲う!!という展開がとにかく爽快。そんな彼女の胸のうちに秘められた冒険への恐れと、強引な行動の裏に隠された「もう誰も死んでほしくない」という思いが、とてもアツかったです。
コイル「オタク同僚と偽装結婚した結果、毎日がメッチャ楽しいんだけど!」→感想
【21上ラノベ投票/9784049137903】
ジャンルの違う社会人オタクカップルの偽装結婚もの。社会人として、そしてオタクとしてどちらの生活も充実している二人の適度にソーシャルディスタンスの保たれた生活がとても読んでいて心地よく、お互いに気遣いを欠かさない生活で自然に距離が縮まっていく関係性が大変良かった。
栗原ちひろ「死んでも推します!! 〜人生二度目の公爵令嬢、今度は男装騎士になって最推し婚約者をお救いします〜」→感想
【21上ラノベ投票/9784065241172】
死なせてしまった「推し」を守るため、令嬢から騎士へと華麗に転身した主人公による「やりなおし」もの。とにかく随所に挿入される「推し語り」が健康によく、その合間にそれとなく匂わされる不穏な気配にワクワクした。「推し」でありながら恋愛、な主人公カップルの恋路の行方も楽しみ。
羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典19」→感想
【21上ラノベ投票/9784040741475】
最終決戦目前、次々と明らかになる真実とグレン達の成長がどこまでもアツく、大切な人との別れに涙が止まりませんでした。本当に面白かった…!!ロクアカは本当に11巻以降どこまでもストップ高で面白くなり続けているので、ちょっと長いけど今からでも読んでみて欲しい…。